2012年03月 青梅-奥多摩サイクリング |
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クラブラン実施日 | 2012年03月18日(日) |
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クラブラン名称 | 青梅-奥多摩サイクリング |
コース概略 | JR 拝島駅 → 新奥多摩街道 → 県道45号 → 吉野梅郷 → JR日向和田駅(18.8km) |
集合場所 | JR 拝島駅 |
クラブラン担当者名 | K林 |
レポート担当者 | K林 |
参加者 | Y野、N久、N川、T本、O湖、M野(体験入部)、K林 7名 |
天候 | 曇り~雨 |
皆様こんにちは。K林です。今回のランを担当しました。
このランは私にとって三回目の企画です。三回目...、なかなか微妙な回数ですよね。ベテランとは言えないにしても素人でもありません。そして昔から「三度目の正直」などと云われるように、不慣れな仕事といえども真面目に三回も繰り返せば様になってくるのが普通です。私も今回の企画に当たっては過去の経験を踏まえてそれなりに整えたつもりでした。
しかし現実はそうそう甘くありません。予想外の展開になりました。
奥多摩湖に行こう。と思い立ったのは、以前にテレビで多摩川をさかのぼる番組を見たのがきっかけです。多摩川の源流を追い求め東京湾からどんどん奥多摩へと進んで行くと、最終的には山奥で滴る清水に辿り着きます。そこに至るまでの川の風景の移り変わりはなかなか面白いものでした。
普段川崎とか二子玉川あたりで目にする多摩川は如何にも都会を流れる一級河川という印象があります。広い河川敷に公園やら遊歩道やらが整備されていて、緩やかな流れを見せてくれます。ところがこれが青梅から先の上流になるとがらりと趣きが変わり、山の中を荒く縫うように走ります。野趣というか、清浄さというか、これはこれで魅力があります。
そのくせルートを調べてみると、福生から奥多摩湖くらいまでなら意外と傾斜も少なく気軽に走れそうな具合です。これならウチのクラブの企画にはちょうど良かろうと思いました。そして三月という季節柄、イベントとして観梅を組み入れ、吉野梅郷を経由する「青梅-奥多摩湖」ランとしたのです。
さて骨子はこんな感じで良いとして、次は肉付けを考えることにします。
サイクリングの企画は考え始めると色々欲が出てきます。諸先輩による過去の多くのランを参照すると、景色の良さはもちろんのこと、名刹に立ち寄るとか美味い店で舌鼓を打つとか、走り以外の愉しみを「プラスα」する工夫が見られます。負けじと自分も何かやらねばと思うのですが、あまり気の利いたアイディアが出ません。結局思いついたのは
などでした。地味かな?とは思いましたが、これ以上手掛けると私の手には余りそうです。
こうやって組み立てた企画を参加者にメールでお知らせし、いよいよ本番に臨みます。
いきなり結果から述べますと、今回のクラブランは雨に降られて途中で断念してしまいました。なのであれこれ考えた企画はほとんど中止。結局拝島から吉野梅郷までの19km位を走り、お昼ごはんを食べて終了です。
しかも吉野梅郷の梅はまだ一分咲き程度。花見というより「枝見」に行ったようなものでした。
以下はそんな、何とも情けないランのレポートです。
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2012年3月18日 午前9時半。
私が集合時間ギリギリに拝島駅に到着すると、すでに他のメンバーはみな集まっていました。
こういうのは担当者としてじわりと嬉しいものです。「みんな今日のランを楽しみにしてくれているんだなあ」と思うと、ブリーフィング(走行前打合せ)にも、自然と身が入ります。
あらためて、御紹介しますと。
今回の参加者はY野さん、N久さん、N川さん、T本さん、O湖さん、そして仮入部のM野さん。私を含めて総勢7名です。クラブランとしてまとまって走るのには手頃な人数になりました。
M野さんを除くと皆さんの走りは大体記憶に有ります。そしてM野さんは一見するとしっかり走りそうな印象があります。皆の力量を見積もり、およそ頭の中で全体行程のペースを想像しつつ、10時過ぎに拝島駅を出発しました。
この時の走行は、私が先頭を走り、列の中央にはN久さん(クラブランリーダー経験者)、そして最後尾をベテランのO湖さんにサポートしてもらいました。青梅辺りまでは街中を走るので交通量が多い可能性があります。このお二人にチームの要所を固めてもらえたので気持ち的にはとても楽でした。
まずは足慣らしにゆっくりと走ります。拝島駅北口から16号(東京環状)を南下し "武蔵野橋南" 交差点から奥多摩街道に抜けていきます。
この新奥多摩街道の車線は一風変わっていて、道路が1.5車線に区分されています(下図参照)。この道路の線引きの仕方からすると路側帯ではないと思うので「自転車専用レーン」かと思っていたのですが、インターネットで福生市のホームページなど調べてみてもそのような記述は見つけられませんでした。どうもはっきりしません。(参考 : 国土交通省 WEB Page)
もしかしたら駐車車両を意識したものなのかもしれません。だとすると曜日や時間帯によってはとても混雑するのかもしれませんが、この日の道路は比較的空いていたのでこの車線を利用し楽に走ることができました。
(もしこの車線の意味を御存じの方がいらっしゃいましたらお教えください。今後の参考にいたします。)
ただ、この街道は市街地を通るのでしょっちゅう信号に引掛かります。その点は煩わしい感じがしました。
信号で停まる度に振り返り、チームの走行状況を確認します。初参加のM野さんの走り方が気になっていましたが、全く問題無いどころかとてもキビキビと走ります。どうやら走行能力は私よりはるかに高そうです。M野さんにとってこういうゆっくりとした街走りは物足りないでしょうから、山道では少し負荷をかけたいところです。
とはいえ、その後ろに続くY野さんは今回唯一の小径車です。頻繁にストップ&ゴーを繰り返すこういう街中には向いていますが、逆に直進安定性は低いでしょうから、山道での下りは注意が必要です。山道での走行順序は見直しが必要かもかもしれません。
などと考えながら新奥多摩街道を進んでいたら「熊牛会館前」という交差点が目に留まりました。なかなかインパクトがある名前です。
それにしても退屈な道です。下の地図を見てもらえると判りますが、この拝島から吉野梅郷までのルートはほとんど起伏がありません。17kmほどの距離に対して標高差は100mしか無いのです。しかもずっと街中なので、まるで自転車通勤をしているかのようです。
この前半ルートは後半に向けてのウォーミングアップとして割り切りましょう。眠ってしまいそうなトロトロした調子で走り続け、昼頃には吉野梅郷に到着しました。
そして目にした吉野梅郷の様子がこちら。
途方にくれますよね(笑)。まるで枯れ山です。
個人的な趣味としては、開花前の膨らんだ蕾や赤みを帯びた枝というのも早春の風情があって悪く無い、とは思うのですが、流石にこの状況でそういう事を口にするのは憚られます。
それでも「折角来たんだから」と丘を上っていると、降りてくる人が「東側の斜面にいくらか咲いていましたよ」と教えてくれました。有難いことです。そうして到着してみると、五分咲き程度の木が数本あります。その周りでは我々と同様に梅の花を求めて彷徨ってきた「観梅難民」らしい人々が入れ換わり立ち替わり記念撮影をしています。
そして我々が撮った写真がこちら。
みなさん楽しそうで何よりです。
記念写真を撮った後にはみんなでお弁当。この丘で見かけたいろいろな植物の話をしたり、後半のランの話をしたりしてくつろぎます。私自身は奥多摩湖までの走り方などぼんやり考えていたのですが、そのうち雨が降りはじめました。
最初は「通り雨であって欲しい」と思っていたのですがなかなか止む気配がありません。むしろ次第に強まってきます。少し悩みましたが、このままランを続けるのはいろいろと問題が出そうです。残念ながら思い切り、クラブランはここで切り上げる事にしました。
そして丘を下り、梅郷最寄りの「日向和田」駅まで走行し、正式に終了としました。
こんな具合で、今回のクラブランは足慣らし程度の走行で終了せざるを得なくなりました。
担当者としては参加してくださった皆様に申し訳なく思います。雨天時対策の甘さを反省していました。次回クラブランを企画するときにはもう少し上手い企画を練ろうと思います。
しかし、中途半端で終わったとはいえ、全員事故無く走りきれたのは良かったと思っています。ご参加下さった皆様、どうもありがとうございました。
なお、人から聞いた話だと、吉野梅郷の魅力は山一面を覆う梅の木と花の量感なのだそうです。本来でしたら下に示す様な景色を浴びることができるはずでした。残念です。(写真クリックで拡大します)
(参照 "ロマンと感動!世界の旅の写真館" - "吉野梅郷")
ほんとはもっと書きたいエピソードがいくつかあったんですが、まとまりがつかなくなったので割愛しました。たとえば、
そんなこんなです。
次回担当する時には「4度目の正直」になるよう頑張ります。
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