2014年5月
「佐渡ロングライド」レポート
■ホームへ
↑上のページへ

基本データ

開催日 2014年05月18日(日)
名 称 YMCC「2014佐渡ロングライドツアー」
行 程 大佐渡佐和田⇒相川⇒入崎⇒大野亀⇒二ッ亀⇒はじき野⇒両津(ここまで100km)
⇒小佐渡多田⇒赤泊⇒小木⇒素浜⇒佐和田 走行210km
集合場所 05:15 佐和田行政サービスセンター駐車場
担当者名 S水、M野
報告者 S水、M野、U佐美、O湖、T崎、K林、Y本
参加者 S水、M野、U佐美、O湖、K林、Y本 合計6名
700Cロードレーサー6機
天候 薄曇りのち晴れ 風強し

レポート本文



「佐渡ロングライド弁当」限定販売

地元名産のレンコンが、チャリの前後輪に見立ててあるのだとか

これよりレポート
「明日のロングライド、健闘をお祈りしています。練習の成果が出ますね、楽しんできてください〜!」

「ありがとうございます。先ほど夕食をバッチリ食べて、明日のライドに備えました! ビールは少しにしました 笑
くもりで少し肌寒い天気です。がんばりま〜す!!」

大会前日、上記のような通信が佐渡の夜空を飛び交っていました。

 さて2014年の「佐渡」、今回はYMCC十八番(おはこ)の合宿形式により賑々しく開催されました。参加者は合計6名。 男性5名、女性1名という内訳です。 それでは無事に走了されたみなさんの、そして応援してくれた仲間の生の声を聴いてみましょう。


エイドステーションにて

【S水さん】
皆々様、お疲れ様です。ツアーコンダクターのS水です。
全員完走出来ましたね。いや良かった良かった。

 まず、練習不足でした。また仕事がハードで寝不足状態のまま開催日を迎えてしまった事が反省点になりました。
佐渡までの工程は運転者が多かったので大変助かりました。ここで私は寝不足解消が出来ました。船が揺れたのにはマイりましたが。

 開催日の朝、主催者側の配慮により、風の強い海岸線のコースで待つ事無く、直ぐにスタート。
走っているうちに天候も回復し、晴れ間も出て来ました。今年は女性の参加が多い事に気づきました。

 第一エイドステーションでY本さんと合流、6人で走る。ここで素敵な感動がありました。
私が一番後ろに回ったときに前を見ると、ゼッケン順に並ぶ、YMCCジャージ軍団が目に飛び込んで来ました。
M野さん、K林さんが苦労に苦労を重ねて作成したクラブジャージが新緑の佐渡を走り抜ける。いや良い光景でした。

 毎年参加している佐渡ロングですが、ここまでスッキリと景色が観れた日はありません。ホントに綺麗な島です。
新しいホイールも素晴らしいポテンシャルで私を楽に走らせてくれました。

 そういえば宿の食事が昨年とまったく同じだったですね。心残りはコレだけです。

【M野さん】
 週末は大変お疲れ様でした。
大勢で声を掛け合いながら走るのは久しぶりで、やはり楽しいし、心強いですね。皆様にはいろいろサポート頂きまして、本当にありがとうございました。
また、一人だけ運転を免れてしまいましてすみません。
 昨日は横浜のレンタカー屋さんに10時ちょい前に車を返却した後、ラーメン屋さんで2人で祝杯をあげていました。
ハイ…、寝不足で仕事しています。
さてさて、サックリと書きますと…。


出走直前の和やかなひととき

 スタート時こそ、冷たい海風にさらされましたが、皆様の日頃の行いが奏功してピーカンな快晴に恵まれたイベントになりました。
昨年は、指の骨折と、鎖骨脱臼と、プチハンガーノックという状況のため100キロでリタイアしましたので、今年は気合を入れましたよ!
ポイント毎に健脚組が待ってくれていたのが大いに励みになり、めでたく完走出来ました。

 ハンガーノック対策も万全で、梅丹本舗のサイクルチャージをこれでもか!と背中に入れて頑張りました。
何より練習が一番大切ですが、やはり心構えと、事前対策と、仲間の応援って、本当に百人力ですね。
ご一緒させて頂いた皆様、本当にありがとうございました。
帰りのフェリーから眺めた立山連峰の美しさは秀逸でした。


帰路フェリーから眺める立山連峰


  人馴れした海鳥がやってきます   お菓子など見せると手渡しに食べます
                          写真提供U佐美さん

【U佐美さん】
 昨年はじめて100kmコースに参加し、今回210kmコースに初挑戦しました。
スタート時は少し肌寒かったですがランには丁度良い感じ、体調も良いなぁと思いながら走りだしました。
その後も曇天模様の天気がどんどん快晴になり、最高のコンディションになりました。景色も素晴らしすぎる!

 そんなふうに快調に走っていましたが最初に訪れた難所、Z坂で急にスピードダウンしてしまいました。極端にノロい5km/h、次々に抜かれます。日頃の練習不足ですなこれは。「ビタミンE」不足というご指摘も戴きました。

 坂はここ以外に最後の方にもっと激坂があり、すごい大変でした。しかし無理せず超低速でしのぎました。とても長い坂ですが、辛い登りの次には気持ちのよい下りがありホっとしました。

  島民の方々による沿道からの温かい応援、素晴らしい景色、走る元気をもらいました。そして仲間と一緒に走ったことで励まされて完走できました。
苦しかった坂もありましたが、綺麗な海や山があり自然いっぱいのライドコースです。来年はもっと鍛えて参加しようと思います。
みなさんありがとうございました。


渚から海抜100mまで激坂を一気に上昇し、また渚に降下することの繰り返し

【O湖】

 「佐渡」今年も完走しました、じつに楽しかったですよ。
なにが楽しいかと申せば、一日中チャリに搭乗しているから。
クランクを両脚で回している間、身体の動きとはうらはらに頭の中ではいろいろな想像やら妄想やらが錯綜しています。
気分昂揚して、いわばハイな幸福感がずっと続くんです。

 今年の塔乗機は、久方ぶりのカーボンモノコックフレームでした。
2009年より3回連続搭乗して、その後ご無沙汰していました。
軽いということは、動力性能がとても良くなるのですが。
旧来のスチールフレームに慣れたわたしには違和感があって。
なんだかズルをしているような後ろめたさがあったのです。
しかしながら、体重増加の著しい昨今では、完走するためには手段を選ばずなりふり構わずといった切迫感がありました。

 100〜140km区間で巡航速度がなかなか上がりません。多田エイドステーションで機体を点検したら、サドルがいくぶん下がっていました。これでは下肢の運動の自由度を妨げ、充分な筋力を発揮できません。いったいこの状況で気付かず何km走ってしまったものやら… 。

 サドル沈下の原因は、増加した体重により路面からの衝撃や細かな振動でシートピラーが滑り沈んでしまったものです。カーボンフレームは、シートピラーを止めるシートピンの締め付けトルク管理が厳重です。緩ければサドルが下がってしまうし、強すぎればシートピラーやフレームが割れてしまいかねません。滑り止めにはいろいろ工夫を凝らしましたが、身体を軽量化しないともう限界なのでしょう。

 走り終えたこの夜と、横浜に帰宅して一日経過した夜に、沈んだサドルを前に呆然としている自分の夢をみました。


  旅館「入海」の屋内駐輪場、じつに合理的な工夫がされています
 ブレーキレバーを横渡しのパイプに掛けて安定させます

【応援:T崎さん】
ご報告ありがとうございます。
脳内麻薬、エンドルフィン出てますね♪
ランナーズハイならぬ、サイクリスツハイですね。
どんな妄想ですか?楽しそうな想像ですね〜!
分かるような気がします。
お尻が痛くなければ、私もその麻薬にどっぷりと浸れそうです。
全員完走よかったです。エイドステーションも素晴らしいとか。
いつか佐渡ロングライドは行ってみたいです。も少し修行してから、かな?


                   数々の写真撮影ありがとうございました

【U佐美さん】
T崎さん、全員完走です!
応援ありがとうございました。
私は登りがとてもきつかったです。
全体的には先日の「東京センチュリーライド」と同じぐらいの苦しさ(^^;;
東京センチュリーライドを走っておいたので、少し筋肉は馴れてました。
次のイベントは一緒に走りましょう・・・・・


抽選で佐渡米が当たったK林さん   JA佐渡の記者からインタビューされました

【K林さん】
今年の佐渡ロングライドは5月18日に開催されました。
私が参加した2012年以降のイベントの中では最も好天に恵まれ、気持ちよく走れました。
あと、前夜祭の抽選会で米が当たりました。
今年の運をすべて使い果たしたような気がします。

[参考 WEB] JA佐渡:「佐渡のたんぼ日記」2014年5月17日土曜日号
「2014スポニチ佐渡ロングライドで佐渡米が提供」


    前夜祭会場にて          エイドステーションにて

【Y本さん】
 初めての佐渡、初めての200キロ越えということで期待と不安の中、大会の朝を迎えました。前回の琵琶湖ロングライドで前半飛ばしてしまい後半膝が痛くなったので、今回はかなり抑えめでスタートしました。最初のエイドあたりでクラブの方たちとおち合うことが出来、そこからは皆さんと一緒に走らせていただきました。途中、地元学生の無料マッサージなどを受けて順調に走っていましたが、後半に現れた3本の長い登りは結構大変でした。
 激坂をなんとかクリアして最後にはクラブの方たちと一緒に並んで、ひとりひとり名前を呼ばれながらのゴールは感動でした。
 島の方達のあたたかい声援、美味しい食べ物と温泉!来年もぜひ皆さんと参加できたらと思います。

【O湖:あとがきに代えて】
 ツアコンのS水さん、何からなにまでお手配くださり厚くお礼申しあげます。催行までに立て替えていただいた資金は巨額になったことと存じます。
 M野さん、往復の車内ではバスガイドさんふうに乗客を盛り上げてくださり、まことに楽しかったです。完走でかしました!
 U佐美さん、横浜出発の際には迎えに出向いてくださりありがとうございました。わたしの不手際により数々の不躾なこと心よりお詫び申しあげます。
 K林さん、福引でJA佐渡提供の「特選米」当選おめでとうございます。温厚な顔立ちに似合わぬ高速度運転には意外に思わせられました。
 Y本さん、膝をかばってのノークリップペダル走行。さぞやご苦労されているかと思いきや、圧倒的な速さで追い抜き先行されました。ツアーバス利用での参加おつかれさまでした。

 毎度参加しているからといって、今年も完走できるとは限らないのが「佐渡」の難しさ面白さです。クラブでのロングライド練習会では、平坦路の巡航速度向上を意識し、向かい風トレーニングを重点的に用いました。正月の「利根川、江戸川練習会」で手応えを感じましたので、以降第二回、三回の練習会は霞ヶ浦周回路にて強風のなかで催行しました。仕上げは東京サイクリング協会主催「東京センチュリーライド150Km」です。荒川河口から吹き上がる川風に翻弄されるように揉まれ、おおいに楽しませていただきました。

 自転車の楽しみを極めたいと思っているYMCC会員、サイクリストの方々におかれましては、「佐渡」や各地のロングライド大会に参加することをお奨めします。より長い時間を楽しんで走りたい、より遠くへ走りたいと欲するならば、風と共に山坂を駆け抜けるロングライドは自身のチャリ総合力(走法、航法、構造)を試す絶好の機会です。

 「佐渡」は、今回でYMCC 6回目の連続参加です。6年前このきっかけを与えてくださったO野寺さん、N沼さんにあらためてお礼申しあげます。
わたしもその当時ロングライドの大会なんてあることを知りませんでしたが、いまではすっかりはまりました。

参考:YMCCホームページより 「2009年5月 弥次喜多道中【完結編】」

                            

N沼「佐渡ロングライド100kmに参加して 2009年5月17日」

O野寺「佐渡ロングライドを振返って 2009年5月17日」

O湖【「佐渡ロングライド」の教えと弥次喜多道中完結編 2009年5月17日】

                2014「佐渡ロングライド」レポート、以上

参考:「祝佐渡市市制施行10周年記念 日本一の島一周 
     2014スポニチ佐渡ロングライド210 参加者ガイド」より抜粋


2014年5月
「佐渡ロングライド」レポート
■ホームへ
↑上のページへ