2013年第4回渡良瀬ミーティング兼県外1泊ツアーに参加して H立 | ■ホームへ | |
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実施日 | 2013年04月13日(土)〜14日(日) |
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名 称 | JAC関東ブロック 渡良瀬ミーティング |
行 程 | 1日目:中央前橋道→(サイクルトレイン)→西桐生駅→足利学校→館林(宿泊) 2日目:館林→トレジャーガーデン→渡良瀬遊水池 |
報告者 | H立 |
天 候 | 薄曇り、微風、やや寒い |
KCA企画で土日に1泊して渡良瀬ミーティングに参加するツアーに参加しました。
4月13日土曜日は朝4時起床し、横浜発6時26分の湘南ライナーで輪行、終点高崎で乗り換え前橋9時18分着。
湘南ライナーではグリーン車を利用して睡眠不足を解消しました。朝食抜きで出かけることは原則しないので、早起きせざるを得ません。
前橋駅前で自転車を組み立てていると横須賀サイクリングクラブの面々など集まり、一列車遅れてT桑ご夫妻も到着しました。
私は朝食から早6時間たって腹がもたないので、駅のマックで「てりたまバーガー」を頬張ります。
さらに前橋駅売店で「登利平の鳥めし弁当」を昼食用に購入しました。
2011年4月17日のYMCCクラブランでは、店まで走って買った記憶があるほど登利平の鳥めし弁当は有名です。
他の参加者も、昼食用に棚が空になるまで買い漁っていました。
今回の参加者一行は10名です。うち1名は宿に直行予定なので、まずは9名で上毛電鉄サイクルトレイン乗車のため中央前橋駅まで走りました。
上毛電鉄は自転車をそのまま無料で乗せられるので有名です。
乗客の多くが中高生なので、その利便を図っているものでしょう。ローカル鉄道の生き残り策です。
2両編成のワンマン運転電車で、後ろの車両が自転車持ち込み可能になっています。前回のクラブランで初体験しました。
駅員さんの了解のもと、9名の自転車を後尾のコーナーに置かせてもらいます。
一般的には自転車を支えながら着席なのですが、本日は台数もあるのでこのような置き方にしました。
おかげで約50分間の乗車時間中に、昼食も済ますことができました。中央前橋発10時45分、終点西桐生着11時37分です。
参加者の多くが初体験なので大いに楽しんでいました。
桐生足利藤岡自転車道へ向かいますが、参加者の自転車1台が故障です。後輪ハブのクイックシャフトが折れました。
クイックシャフトなどそう簡単には折れないものですが、一度曲げてしまったものを直して使っていた由。
金属疲労がたまったのでしょう。輪行用エンド保護金具のクイックシャフトを転用してとりあえず走行可能とし、まずは自転車店を探すことにしました。
ロード用のクイックシャフトなどは一般の店では在庫もなく、紹介してもらったのが「サイクルショップ タジマ」です。ここでクイックシャフトを交換してもらって走行再開。
渡良瀬川の川沿いの自転車道に入ったところで、今度はもう1台がパンクしました。空気圧が低かったところで砂利を踏んだのが原因らしい。皆でたかってチューブ交換しました。
進んでいくと自動車道とクロスした先のY字路で、パトカーが道を塞いで警官が自動車道を監視中です。
道を尋ねると、開けている方の道を教えるので、400mほど進んでみたら行き止まりになってしまいました。
戻って警官に皆で文句たらたらです。若い警官は自転車道をご存じないようで、パトカーが通せんぼをしていた道が正しい道でした。
逆方向から来た自転車の男性も通せんぼに抗議していました。
自転車道は菜の花も多く快適な走りがたのしめます。足利工業大学が見えるところで休憩。
飴で元気回復して足利学校へ向かいます。足利学校は日本史の教科書にも載っている史跡です。
JAF会員証提示で5人まで入場料割引になり、幸い二人が持っていたので全員割引料金で入れました。
バス旅行で来たことがありますが、今まで見られなかった藤棚がちょっぴり咲いていたのがうれしい。
儒教の学校ですが、仏教僧侶が教えていたのが日本的です。衰微しながらも幕末まで続いていました。
明治の海軍軍人が植樹した月桂樹がいくつもあり、武家の儒教教育のルーツとして敬愛されていたのでしょう。
出たところのそば屋で麦味噌汁の試飲がふるまわれ、旨いものでした。ビール麦をつかうそうです。
見学に時間を食ったので館林の宿に直行しました。宿は館林躑躅(つつじ)園のそばです。躑躅はまだ一部咲きでした。
ここもバス旅行で満開のときに見たことがあります。館林藩6万石で、榊原家の殿さまと将軍になる前の徳川綱吉が躑躅を移植したのが当園の始まりとか。
宿の館林市サイクリングターミナル『つつじが岡パークイン』に到着したのが17時。自転車はレンタサイクルの倉庫に収容してもらいます。
サイクリングターミナルとは言っても公共の宿の一種であり、サイクリストの客は我々だけです。
玄関にJCAの会報が置いてあるのがそれらしいというくらいのものです。
温泉ではないものの、適当な大きさの浴場があり、土地の常連さんが銭湯代わりに利用していました。残り1名も無事到着し18時半からレストランコーナーで夕食です。
このとき4名の女性参加者から、北欧サイクリングやシルクロードサイクリングの体験談を聴けて盛り上がりました。
翌日4月14日日曜日、6時に起床し朝風呂をいただいて7時に朝食。宿の裏手は湖で白鳥もおり、早朝ランナーで賑わっています。
記念写真を撮って8時半に10名でスタート。9時半には最初の目的地『ザ・トレジャー・ガーデン』に到着。
ここは60歳以上100円割引なので健康保険証を見せて入場券を購入。この手のシニア向け割引は初体験です。これからは努めて利用しましょう。
10時まで園内を散策して次の目的地である分福茶釜で有名な茂林寺へ向かいます。30分ほどで到着、参道には狸の立像が並んでいる狸寺です。八重桜も満開でした。
さて渡良瀬遊水池には11時半ごろ到着予定だったのが、見学で押してしまい、12時の集合写真に間に合うか危うくなりました。10名の巡航速度を上げて急ぎます。
11時半に遊水池北口に到着し集合場所には11時40分到着とぎりぎりになりました。遊水池にはすでにKCAメンバーも集まっており、YMCCも4名が待っていてくれました。
全員が新調したYMCCのチームジャージーでまことにかっこいい。私も着て来ればよかったと体型の違いは脳内から飛ばしていました。
12時に記念写真とともに、O湖さんの先導で参加者全員サイクリストの安全三原則を誓います。
新チームジャージーの3名もO湖さんの後ろで盛り上げました。
このジャージーは十二分に目立ちます。良いデザインです。
記念写真が終わると三々五々解散です。我々10名は古河を目指して13時半にスタート。
14時には古河駅に到着し、昼飯の店を探すと、この地は日本最大のカレー粉工場があった縁から、カレーそばで町おこしを図っているとのことでした。
駅に近い『きらく庵』というそば屋でカレーそばまたはうどんの定食を注文してみました。
つけ麺とカレー汁に飯がつくのが特徴で、カレーライスも一緒に味わえるというものです。そば屋さんのカレーで、懐かしい味でありました。
古河の町中を散策するに古河歴史博物館へ行ってみます。古河は水運を利用した交通の要所で、古くは古河公方が関東支配の中心にありました。
江戸時代は古河藩8万石で幕府の重心土井家が治めます。いわゆる土井大炊頭です。雪の結晶を研究した『雪華図説』を著すなど文武に秀でた家であります。
博物館では家老の鷹見泉石の事績を中心に展示がなされ、日本初のオランダ地図を著したり(なんと長らくオランダとのみ通商を行っていたのに当時の日本人はオランダのことを知ろうともせずにいた)、幕府天文方や長崎通詞たちとの交遊も広く幕末近くの著名人が多数交遊録に現れています。この人のことは知らなかったので大変感心しました。
博物館の後は、市内で蔵を利用した土産物店の板長へ行ってみます。蔵の見学と庭でお茶を飲んで休憩。JR古河駅に戻り、18時13分発で輪行直通帰浜。
ボックス席ではないにもかかわらず、カップ酒で乾杯し二日で70kmのサイクリングを反省会で締めくくりました。
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