最終更新日: 2006年2月22日
 YMCC30周年を記念して企画されたこのイベント、ファミリーでも楽しめるよう長崎市内のシティホテルに連泊して行動することとなった。

 参加人員は渡辺ファミリ、蔭山ファミリを含む総勢12名、さて。

5月2日

 横浜18:28発寝台特急さくらにて出発。時間はたっぷりある。とうぜん宴会になる。

5月3日

 13時長崎駅着18時間を越える長旅お疲れ様。

自転車組は長崎駅前でさっそく自転車組み立て。

一行はまずちゃんぽんと皿うどんを賞味。

もちろんビールもね。

その後26聖人殉教地を見学。ホテルヘと向かう。

 徒歩で諏訪神社と眼鏡橋を見学にでる。夕食はホテル近くの割享「むつ五郎」にてコース料理を頂く。

東方とはやはり味が違う。でも美味。

5月4日

 自転車組渡辺、渡辺ファミリー、蔭山、熊谷、小宮山、中島は野母(のも)崎ヘサイクリング。

島田、菅野B、蔭山ファミリーは市内観光へ。

R499でサイクリング道路の入り口のある小ケ倉へ到着。バスで到着した渡辺ファミリーと合流して

全長20.7kmのサイクリングコースをスタート。

「野母半島サイクリング道路」という名前からして海岸のイメージを抱くが実際はほとんど山の中である。

林の中、畑の中をぬって道はうねうねとカーブを描き、アップダウンする。しかし最大勾配は恐らく5%程度

に設計してあるのだろう。楽々と登ることができる。

 ピークポイントで渡辺、渡辺ファミリと別れ、野母漁港へ。波も静かでのどかなところだ。

R499でホテルヘ帰り看く。夕食はチンチン電車で新地中華街へ。

横浜の中華街とはひと味違うコース料理を堪能する。

                      走行約70km

5月5日

本日は自転車で市内観光だ.

原爆落下中心碑、原爆資料館、平和公園を見学。

あの日あの時に思いをはせる。それでも人間は武器を捨て去ることはできないのだろう。

如己堂(によこどう)、浦上天主堂を見学。

片足鳥居の山王神社をまわり、グラバー園で徒歩組と合流して見学。

丁度バラを初めとした花々が咲き乱れ華やかだ。ここで龍おどりを見ることができた。

大浦天主堂を見学後、福佐屋に寄り、カステラを買ってからホテルヘ.

夜は浜町へ出かけ、吉宗(よっそう)にて巨大どんぶり茶わん蒸しに度胆を抜かれる。

5月6日

 本日は自由行動。

自転車組菅野B、渡辺、小宮山、熊谷、中島は島原半島を走りに、渡辺ファミリは市内観光に、

蔭山家はハウステンポス見学に出掛けた。

長崎駅前で自転車を分解していると、外人の青年が自転車で現れ、なんとこの自転車をプレゼントすると

いう。アイルランドのMr.ミッシェルという青年でこれから中国に渡るとのこと。

長崎から西諌早まで輪行してR57、R251を走る。やや向い風だが平坦なので苦にはならない。

途中で諌早湾の干拓の堰を見る。こんなに広い農地が必要なんだろうか。

次第に普覧岳の溶岩ドームがはっきりと見えて来る。昼過ぎには「道の駅みずなし本陣ふかえ」に到着。

土砂で半分埋まった家屋を見学したあと遺泉に入る。温泉も土石流も同じ火山の活動の一部だ.自然は

人間にやさしいだけではない。ふろから上がったらそうめんセットに地ビールだ。うまい。至福の時である。

パス旅行では味わえまい。

安徳駅より島原鉄道で輪行して帰る。旅先でまた輪行というのもちょっと不思議な感覚。

夜はまた吉宗で今日は天ぶら定食に挑戦。えびが4匹もいて手強い。

                      走行約70km

5月7日

 あらかじめ送っておいた段ボール箱に自転車や着替えを詰め込んで発送。身軽になって帰路に着く。

約1時間パスにゆられて日本初の洋上空港である長崎空港に到着。最後まで天気が良くて充分楽しめた。

ツアコン並みの手配をしてくれたKさんに感謝。見知らぬ土地でのサイクリング、観光も楽しめたが、毎夕、

ホテルのロビーに集まって夕食に出かけるというルーチンが夢の中の日常のようで楽しかった。

そんなことを考えているうちにANA666便は長崎空港をテイクオフした。

明日からはいつもの日常である。

文、構成、地図/中島

イラスト/菅野B

文中敬称略