YMCC実践メカ講座 「クランク交換の作業要領について」
制作監修:O湖
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わたしは自分の搭乗する小径車に新しいクランクを奢ることにしました。この小径車はクランク長さが170mmもありまして、いささか長過ぎるのです。
それで165mmのものに交換しようと決心しました。
オリジナルのクランク、長過ぎて…
コッターレスクランクの組み付け部
専用工具「コッタレス抜き」
「コッタレス抜き」工具は♂側と♀側で構成されます。♂側の一端はボックスレンチ状に、もう一端はクランクを押し出す「矢」になっています。 これに被さっている♀側が土台になって、♂側の矢がクランクを押し外します。
ボックスレンチ側を被せ、スパナを噛ます
アクスルボルトを時計回しに抜きます
この画像ではボルトとワッシャーが一体式ですが、分離したものも有ります。
分離型は、ワッシャーを取り忘れていないかよく確認してください。
今度は♀側の抜き工具をねじ込む
しっかり取り付けないと、クランクのネジ山を傷めて二度と外せなくなります。
♀側はスパナで最奥まで確実にねじ込むこと
このとき、♂側をいっぱいに緩めておいてから♀側工具をねじ込むこと。
理由は簡単ですから、ご自分で考えてみてくださいね。
いよいよ取り外しです
回答:♂側を緩めないと、これが出っ張って♀側をねじ込むことができませぬ
こんどは♂側をスパナでねじ込んでいく
♀を土台に♂がクランクを押し出して、
ご覧のとおりクランクが外れます(^_^)v
左クランクも同じ要領で外します
次はボトムブラケット(B・B)部の取外しです
クランクシャフトを左右のハンガー碗が支えている
専用工具「ハンガー碗回し」
右碗は逆ネジなので、時計回しに外す
ここまで工具で回せば、手で外せます
ハンガー右碗とクランクシャフトが一体化している
ハンガー左碗は反時計回しに外す。
取り外し終了
交換用のクランクを入手するため、わたしは天気の良い休日にYMCC御用達のプロショップ「RUN」に詣でました。 このお店はYMCC創設40周年の起源、「横浜サイクリングセンターシマダ」直系の加藤店長が経営しております。 彼は技術と知識と人の好さの三拍子そろった店長さんでして。わたしの無理な注文にもいろいろと心を尽くして対応してくれるのです。 メカに強くなりたい人は、プロショップとお付き合いすることをお奨めします。
クランクは日曜に発注して、入荷はその週木曜でしたからじつに早い対応に頼もしく思います。
つづく
YMCC実践メカ講座 「クランク交換の作業要領について」(その1 コッターレスクランク取り外し編) |
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