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クラブラン>2007年>4月 大島サイクリング | |||||||||||||||||||||||
春の伊豆大島サイクリングれぽーと
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4月21日(土) 夜10時を過ぎた横浜国際客船ターミナルは、レストランで結婚式の二次会をしたらしい若者が数名大声を上げて浮かれているのをのぞけば、灯りはほとんど消えて、暗く沈んでいた。 日本大通から輪行のままやって来た私NRTは、これから船が発着するとも思えないあまりの暗さ、静けさにしばし唖然とし、「本当にここから大島行きは出るのかしら」と不安になって、唯一自分の携帯電話に登録されていたO寺さんに電話。 その後、W田さん、M川さん、M山さんと、次々と集まってこられた。係員から、自転車は輪行袋に入れていれば、無料との言葉があり、みな袋に入れる。最後に来られたO胡さんだけは、面倒という理由でそのまま係員に渡した。 O胡さんは乗船時、この場では紅一点の私に、「体育会? そうでなければ、持ってあげるよ」と、親切におっしゃってくださった。が、二十年来体育会の私は、「そうでない」とは言えないのでした。この際、何で条件付なんだろう。 船内は空いていた。ネットで予約したときには、あれほど「満席」のように表示されていたのに、どういうことかと思えるほど2等和室は空いていて、15、16人も寝られるところに6人で車座で宴会ができた。この「飲み物持ち寄り」システムを知らなかった私は、一人ですっかりご馳走になってしまいました。電気ブランなんて、何年ぶりかな。 |
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風が強く、条件付出港だったのにもかかわらず、船はさしてゆれることもなく時間どおりに大島到着。港には、黄色いジャンパーを着たT島さんが待っていた。船中で2時半まで飲んでいて、6時過ぎに着岸なので、はっきり言ってまだ酒くさい。朝食をとって何とかしようにも、港の店は無情にもすべてシャッターを下ろしている。致し方なく、そのまま出発。船の着いた岡田港から、東回りのコースである。 いきなり上り坂が続き、酔いにふらつく脚には相当きつい。朝食抜きで、体内に蓄えられたエネルギーも足りない。が同時に、汗をかくことでアルコールが体から抜けていく心地よさ(?)も感じる。大島名物の大きな椿の木に縁取られた道は、ほとんど車とすれ違うこともなく、これで体調が万全なら快適なんだろうな、と思う。時折雨には降られたが、ひどい土砂降りになったりはせず、ちょっとしたシャワーというところだ。 途中には、溶岩流が流れたような場所もあり、真っ黒な土の色にここが火山島であることを実感。その後、いいかげん身体のガソリンタンクが空になったところで、用意のよいW田さんが絶妙のタイミングでみんなにおにぎりをくれた。すごくうれしい。 途中、波浮の港を見下ろす場所の売店兼食堂のようなところで、Bと岩のりそばをいただく。店の大将は、現役時代は海外駐在もされていたとのことで、お話好き。やたらとニュージーランドを勧められる。 Bも若干入って身体が重くなったが、帰りの船のこともあるのでさっさと出発した。まだ行程は、全行程50キロの半分弱というところ。岡田港から島を南下してきたときに、最もきついアップダウンはおそらくクリアしているのだが、今度は島の西岸を北上するルートになっても、案外と細かいアップダウンが続き、けっこうこたえる。 |
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途中、道の右側に見事な地層の褶曲断面を眺めながら、ぐんぐんと北上。 だいぶ車どおり、人家も増えて町らしくなってきた頃、とりあえずの目的地、元町港近くの御神火温泉に到着。ここまでくれば、帰りの船の出港する岡田港まではもう7、8キロである。入湯料は1000円。浴室にはミストサウナ、打たせ湯、ジャグジーなどがあり、空いていて快適。ぬるめの湯にたっぷりとつかり、筋肉をほぐす。1時間ほどで上がり、さらにすっかりだるくなったところで、もうひとふんばりである。 岡田港までの道のりは決して平坦ではなく、かなり長ーい、ゆるーい、だらだら坂もあったが、何とか乗り越え、岡田港についたのは、出港の約1時間前だった。 自転車を輪行袋に入れ、お土産を買って、近くの食堂に飛び込み、「一番早くできるもの」を聞くと、名物「べっこう丼」が早いというので、全員分を注文し、ビールで乾杯。べっこう丼は、白身の魚の刺身をづけにしたものがご飯に乗っていて、なかなかおいしい。しかし、時間がないので、みな急いでかきこんだ。ちなみにNRTは第2位で完食。これも、いわゆる芸のうちである。 出港の時間には余裕を持って間に合い、ジェット船で久里浜に帰るT島さんに見送られ、残り6人は横浜行きの船に乗り込んだ。 |
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ちょっと残念な空模様で、美しく青い海は見られなかったが、島のアップダウンを乗り切った充実感と、温泉の心地よさが体に染み渡った大島ランでした。
NRT |
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