最終更新日: 2008年10月22日
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2008 しまなみ海道サイクリング
ミニレポート 飛行機編

2008プロジェクト
 しまなみ海道サイクリングレポート

10月10日 前日
 明日からしまなみ海道ランである。準備は万端・・と言いたいところではあるが、不安材料は多い。まず荷物の多さである。飛行機輪行は短時間で快適ではあるが、自転車保護のため養生をしっかりしなければならず勢い荷物はかさばる。今回は前日に羽田まで自転車を持ち込み手荷物預かりに預けることとした。

10月11日 1日目
早めに起床、持ち物のチェックやコースの確認を行い家を出る。持ち物はフロントバッグとサイドバッグ1個である。(もう1個は前日預けた輪行袋の中)非常に身軽である。最寄り駅から京急蒲田で乗り換えたが、早朝にもかかわらず3連休の初日とあって乗客が非常に多い。
空港到着後手荷物預かり所6:00開店を待って自転車を受取る。空港内はカートに乗せて移動するので楽。手荷物預かりは良いアイディアとは思ったが、一日670円が一泊で1,340円少し高めだがしょうがない。

雨がぱらつき始めた中6:50離陸。今日は雲が厚く景色はほとんど見えない。
予定より少し遅れて8:15広島空港到着。曇ってはいるが雨は大丈夫そうである。空港の建物横で自転車を組立て9:00いよいよ出発。と、思ったら走り始めて道路に出るとどうも高速道路的雰囲気。県道ではあるが高速道路と接続しているため車道と歩道は完全に分離されている。しかたなく重い自転車をかついで階段を上り一般道へつながっている駐車場へ移動する。やっとのことで走り始める。
広島空港は高度300m位の高台に位置しており海岸線に向けてかなり急な坂を下って行く。K山さんとは国道2号線の交差点で待ち合わせであり、予定通り9:30前に到着のはずであったが、到着した交差点が待ち合わせの交差点ではなかった。仕方なく待ち合わせの交差点へ向け交通量の多い2号線を広島方面へ進む。やっとのことで到着した「新庄」交差点でK山さんと合流。

のどかな景色の中、一路竹原に向かう。竹原ではK山さんお勧めの日本酒を購入。ここから瀬戸内海に沿って三原、尾道へと向かう。集合は新尾道12:00、尾道駅12:30であまり余裕は無い。せっかくの景色ではあったが、途中休むことなくペダルを回す。
途中時間的に新尾道12:00到着は厳しいためO湖さんに連絡し直接尾道駅へ向かう旨伝える。ほどなく尾道駅到着。

尾道駅前は面白い景色である。駅前広場の向こうには船が行き交い左右を見れば橋や島が見える。まるでジオラマセットの現実版のようである。前泊したW田達さんの話を興味深く聞いた。
12:30全員集合。さすが、ベテランサイクリストは昼食を済ませ集合時間には走り出せる態勢である。しかしそこまで連絡をしていなかったためほとんどの人は昼食はまだである。今回最初の反省点であった。ただ、急ぐ旅ではないのでしばし昼食タイムを設定し皆さん思い思いに昼食をとってもらう。昼食が済んでいるベテランサイクリストの方たちには申し訳ないが、自転車の監視役をしていただく。
再集合後いよいよ出発。さっそく駅前の渡し乗場から船に乗船。向島に上陸しまなみ海道ランがスタートした。

10月13日 3日目最終日
来島海峡大橋はすばらしかった。天気にも恵まれしまなみ海道ランの最後にふさわしい絶景であった。時間がゆるせば数時間ほどのんびりしたい気持ちであった。しかし帰路の時間が迫っている人もいて先を急がざるを得ない。今日の景色を脳裏に焼きつけまた別のプランでじっくり走るのもよかろうと気持ちを切替えることとした。
サンライズ糸山で一応解散。W辺さん、M川さんはここでお別れ。M川さんは松山まで自走とのこと。
ほとんどの人は今治駅から岡山経由新幹線で新横浜であるが、T桑さん一行は今治ポタリング後松山一泊し、明日帰横とのこと。S石さん夫妻は金比羅さんにお参り後岡山から寝台列車でお帰り。W田克さんはバスでしまなみ海道を引き返し帰路に着くとのこと。さすが機動力を生かしている。みなさん共通部分のスケジュールを中心に思い思いのスケジュールである。で、私は皆さん輪行作業が終わってお別れ、一路波方港を目指す。
波方港には13:30に到着。まさにフェリーが出向間際であった。係りの人が私の姿を見て「乗るのか?それともまだ流離うのか!」ということばが印象的であった。流離いたい気持ちは山々ではあったが、「の、乗ります!」とあわてて乗船券を買いに走る。船の中に売店があることを確認し、安心して乗船する。車両甲板の片隅に自転車は固定され上の階に移動する。出航すると先ほど走った来島大橋が一望でき美しい。1時間10分で2日前に通過した竹原港に到着する。

 

初日には通過しただけの町ではあったが、ここは安芸の小京都と呼ばれているらしい。伝統的建造物群保存地区はのんびり歩いて回ったが、なかなか良かった。
いよいよ最後の目的地広島空港に向けて走り出す。一気に300mの標高差を駆け上がらなければならない。途中のどかな側道を選びながら進み、途中「新庄」交差点で2日前を懐かしく思う。山陽新幹線のガードを過ぎると本格的な坂。途中からは激坂。このコースはあまりお勧めできません。竹原から乗り合いタクシー(1,000円)で空港まで行けるそうで帰りはそちらがお勧め。それでもなんとか空港に到着。高速道路まがいの県道に付属する歩道のコースも確認し、次の機会には大丈夫である。なんとか余裕を持って空港到着、羽田には21:00頃到着した。
羽田から自宅まではすべての荷物を持たなければならない。これが非常に大変であった。K山さんがやっていたように不要な物は箱に詰めて途中で送り返すのも一案である。

 今回のイベントは小さなメカトラブルはあったものの無事に終了することができた。参加された皆様の協力のおかげであり大変感謝している。ただ私自身の反省点も多くあり今後に生かして行きたいと考えている。また、大勢で行動していると皆さんいろいろな工夫をしていて参考になった。
参加された皆様、ありがとうございました。

                        Onodera