何時の間にか30年、とはいっても私がYMCCに入ってから26年程なので、最初の頃の話しはあまり良く
分かりませんが、中学・高校以来遠ざかっていた自転車に、社会に出て数年を経てから、再度の取組み
でサイクリングを始めたばかりの、右も左もわからない、サイクリストとしては未だ初心者の私にとって、
私より年齢は若くても、頻りになるベテランぱかりが揃っていて年上と言えば顧問の島田さんぐらいで
した。クラブの雰囲気としては島田さんの人柄を反映して和気あいあいとそのまま今尚続いています。
当時はまだ在学中で学生のクラブ員も居て全体的に若い為時間を作りやすい様でクラブランにも
積極的に参加していました。
しかし、学生の皆さんは高校・大学を問わず、卒業後の環境の変化で取り敢えず自転車から離れて
しまう場合が多く見受けられました。そんな中で戻ってきた人や、社会人のメンバーが転勤等で辞めて
いたのが復活した場合などは、何とも言えない喜びを味わいました。結局私の中での自転車のポジシ
ョンは、サイクリストとしては低レベルですが単純に、自転車が好き・乗る事が好き・乗る人も好き・だか
らこの楽しさをなるべく多くの人に伝えたい。と言った程度で当時から余り変わっていないと思います。
入部したての新人の時から今日までメンバーの入れ替わりは多数有りました。クラブから去っていった
事情も人毎に違いますが皆一緒に走った仲間なのです。今振り返ってみて自転車に対する切口と
言うか向き合う姿勢は違っても、底に流れる気持ちは変わらない筈なので、今でも何処かでそれぞれ
の形で自転車を楽しんでいてくれている事を願っています。それもYMCC30年の歴史の一部には違い
ないのですから。