ある秋の日、ピア21でぴっかぴかのピアンキの輪行を教わっている時に、K谷さんにナンパされて
始まったわたしのYMCC史。
雪の鎌倉での初詣サイクリングのお手伝いに始まり、早春の隅田川では初クリップのおかげで、
思いきり土手に転倒、ン十年ぶりにひぎ小僧をすりむきました。
初めての登り体験は菱山深沢林道。あえぎつつも桜桃の花と鳥の声に励まされ、ひとり黙々
ペダルをこぐ、こぐ、こぐ。
途中車に抜かれながら「今まではあちら側だったのに」と、いけない世界に足を踏み入れてしまった
ことを実感。
中腹で飲んだ湧き水の清冽さ、Outdoorでのほうとうと一升瓶wineの心地よさ。
何でもない鶴屋町の交差点でもふと転倒、皆さんを驚かせました。
今思えば前を走っていたK谷さん(注:ナンパ氏ではない)の足に見とれていたんです。傷口の
手当てもしてもらって、感動。
冷たい雨の中、無理矢理つきあってもらって3人ででかけた二十曲峠。
おしゃれなランドナーに何台も出会いました。
忍野八海では凍えた体に熱燗が染みましたね。
愛鷹林道では初のダート体駿。もう、びっくりでした、恐かったけど面白かった。沼津の師匠も
皆さんに紹介できたし。
旧東海道では車に幅寄せされたっけ(元静岡県民として恥ずかしい)。
帰りの電車でlong缶を飲み干す私の隣に、豆乳を飲む少年が約一名。
海の日、ツール・ド・仏のあとの花火見物。
そして酷暑の三浦半島。海も空も白くまぶしかった!
三崎のまぐろ屋で飲んだ大ジョッキの美味しさといったら、もう。。。
風を切って走る爽快感と、言葉にするには難しいのですが、自分がペダルから足を下ろさない
限り絶対に止まらない、そこが魅力です。
あれから二年、未だに輪行がひとりでは出来ないていたらくではありますが、来るべきミレニアム
もよろしくお願いします。