2010年4月
荒川上り・三峰口方面
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基本データ

クラブラン実施日 2010年4月25日(日)
クラブラン名称 荒川上り・三峰口方面(40周年記念クラブラン No.3)
コース概略 (スタート)野上駅 ~ 上長瀞駅(昼食) ~ 皆野 ~ (荒川左岸) 秩父ハープ橋 ~ 秩父神社 ~ 羊山公園 ~ 久那橋 ~ (荒川左岸) ~ 日野鷲橋 ~ 道の駅 荒川 ~ 三峰口駅、約35km(ゴール)
集合場所 秩父鉄道 野上駅
クラブラン担当者名 W田(克)
レポート担当者 W田(克)
参加者(敬称略) O湖、N山、W田(克)、K林、H立、S賀、K又、S石(誠)、T本、H本
合計10名
天候 快晴

レポート本文

秩父は横浜からはかなり遠いので、前日は1時間ほど秩父に近い実家に泊まった。朝寝坊の僕としては至極当然の判断だ。横浜出発組みよりも1時間ほど遅い8時ごろを家を出て、拝島から八高線に乗った。車窓から富士山が見えた。天気はいいと予想していたが、富士山がくっきり見えるほどとは思っていなかった。幸運だ。きっと今日参加のメンバーは日頃の行いが良いのだろう。

寄居で八高線を降り、秩父方面行きを待っているとT本さんに出会う。二人で歓談しているとすぐに今日のスタート地点、野上駅に着いた。同じ電車からは横浜組みも降りてきた。

みんな同じ列車で駅に着いたのかと思っていると、改札を出たところにK林さんの姿が。1時間ほど早く着たとのこと。なんて早起きなのかと朝寝坊の自分は驚いた。

僕と同じ電車で駅についてメンバーは早速自転車を組み立て始めた。自分のはすぐに終わるので、周りのひとの様子を伺って回る。O湖さんのこの日の自転車はビアンキのチェレステに似た色のランドナーだ。今日は泥除けは必要ないだろうと自分は思ったが、それも付けている。O湖さんなりの拘りなのだろうか、それとも泥除けのないランドナーは様にならないからなのだろうか?

みんな組み終わったようなので、今日は自分がツアコン役なのでコースのブリーフィングを開始。すると、K林さんから今日のコースを印刷した地図が配られた。「ナイス、アシスト」と心の中で叫ぶ。こういう地図が欲しいな自分でも思っていたが、作成する適当な手段が思い浮かばなかった。

さらに、出発前に写真をとろうとすると、K林さんの三脚が登場。K林さんの用意のよさに再び感心。

写真を撮って、平本さんに見送られながらおもむろに出発したが、5分もたたないうちに早速道を間違える。気を取り直して、コースに戻り、桜の並木道を進む。桜といってももう散ってしまっているが・・・。

桜並木を抜け長瀞駅を過ぎしばらく進んだところで、横道に入り自転車を止め川原にでて、長瀞の岩畳と呼ばれる変わった地形を見る。岩畳からは川を見下ろすことが、川下りの木船やラフティングのゴムボートが前を通っていった。

もとの道に戻り上流に向かって10分ほど走ったところで、昼食場所の上長瀞駅前に到着。目の前の蕎麦屋ともう少し先のうどん屋のどちらに入るかメンバーに聞こうとした矢先、蕎麦屋のおばちゃんの呼び込みによって、機先を制せられる。おばちゃんに言われるがままメンバーは店の隣の駐車場に自転車を停め店に入る。そばは大好物の自分だが、うどんを注文してささやかな抵抗を試みる。食事の後9名がばらばらに会計すると面倒だなと思っていると、K又さんが気を利かせて勘定をまとめてくれる。

駐車場で簡単に次の休憩場所について説明し出発。しばらくは黙々と走る。1月ほど前の下見のときには道路工事をしていた場所に差し掛かる。道路はまだ完成していなかったが、工事はやっていなかった。誰かが言ったように、年度末の予算消化の工事だったかと考えていると、後ろから走ってきたK林さんに呼び止められる。N山さんのチェーンが外れたとのことだった。トラブルはすぐに解消し再び走り始めた。

そば屋から40分程度走ったところで休憩場所のローソンに到着。目の前に秩父の最高峰武甲山がよく見えたので写真をとる。ローソンを後にして15分ほど走って秩父ハープ橋に着く。橋長が530mもある斜張橋だ。橋の中央部は少し歩道が広くなっているので、そこから皆写真をとる。対岸の秩父側にはちょっとした公園があり、そこで小休止。博学のN山さんの話に皆耳を傾ける。

橋を渡ったところで秩父市街。河岸段丘を登り街の中心部に出る。秩父駅前を過ぎ、次の見所の秩父神社へ。計画の段階では、秩父駅近くの武甲酒造という酒蔵の見学も検討したが、時間の都合(それに、アルコール好きのメンバーにお預けを食わせるのも悪いの)でそこは素通りして秩父神社へ。神社の境内ではさくらそうの展示会が開かれていて、それも楽しめた。

秩父神社から10分ほど走り、羊山公園に着く。死ぬほど混んでいるかもしれないと覚悟していたが、そうでもなくふもとの駐輪場までは自転車に乗ったまま行くことが出来た。自転車をおり、芝桜を植えてある広場まで歩く。途中には様々な露店が並んでいる。香ばしいににおいの先には、カルメラ焼きを売る露店があり、小学校のとき学校の理科室でカルメラ焼きを作ったことを思い出した。

芝桜の丘はシーズン中だけ入場料を取られる。一人一人買うのも大変なので、K又さんにお願いして一括購入してもらい入場する。丘では赤・ピンク・紫・白など9種類の芝桜が栽培されていた。まだ満開というわけではなかったが、十分堪能できた。芝桜をバックに記念の写真を撮ろうとしたところS賀さんの姿が見当たらない。あたりを見回してみたが見つからないので、いい大人が迷子になることもないだろうと考え、そのまま写真を撮る。ふもとの駐輪場にもどってみると、近くのベンチにS賀さんの姿を見つけ一安心。

羊山公園を後にして、しばらく秩父鉄道に平行に三峰口方面に進み、浦山口駅近くのセブンイレブンで小休止する。羊山公園から大して走っていないが、この先にあるアップダウンに備えた早めの休憩だ。ここで、恒例のO湖さんの自転車整備講座が開かれる。この日はK又さんのサドルの交換だった。

セブンイレブンを後にし久那橋を渡って荒川の左岸に出る。のどかな集落を抜けると、やや長めの上り坂が現れる。ひいひい言いながら登りきって、しばらく走るとまた上り坂が現れる。これも何とか登って峠で一休みする。横を見ると荒川の対岸が見える。標高が高いだけあって眺めはいい。折角登ったのに今度は坂を下り、再び橋を渡って右岸に出る。国道を100mほど走ってわき道に入ってしばらく行くと道の駅「あらかわ」に着く。

道の駅には名産品などもあったが、皆そういったものには目もくれずソフトクリームを味わう。10分ほど休憩してゴールの三峰口駅を目指す。ここからはほぼ秩父鉄道の線路に沿った道を走る。15分ほど走って三峰口に到着。駅前ではH本さんが待っていた。SLに乗ったりして1日を過ごしていたそうだ。

自転車をばらして駅前のお茶屋(?)で"反省会"を始める。乗車予定の列車の時間までの約30分で、注文したビール大瓶5,6本をすべて飲み干そうと、空になったコップにすかさずビールを注ぐ。まるでわんこそば状態だ。

急ぎ足の"反省会"を終え17時半発の電車で、三峰口を後にする。T本さんと自分は御花畑で乗換え、西武線で池袋に出る経路をとった。4名のメンバーが仕事や怪我で急に参加できなくなったことを除けば、天気は最高でトラブルらしいトラブルもなく、皆無事にクラブランを終えることが出来て大変よかった。ただ、順調すぎてレポートのネタになるようなエピソードがなくて困った。

-W田(克)-
2010年4月
荒川上り・三峰口方面
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