2011年2月
しみずイチゴ狩りラン
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基本データ

クラブラン実施日 2011年2月27日(日)
クラブラン名称 しみずイチゴ狩りラン
コース概略 清水駅→羽衣の松→イチゴ農園
イチゴ農園→登呂遺跡→静岡駅
※ 標高プロファイルは当てになりません。
集合場所 JR清水駅東口(海側)
クラブラン担当者名 O湖
レポート担当者 O湖、H本
参加者 S原、H立、T本、F本、H本、O湖、N久、N雲、W田(克) 9名
天候 晴れ

レポート【出会い編】 - O湖 -

2/27(日)気持ちのよい晴れ、風強し。

 東海道線にてJR清水駅に到着すると、同じ列車から仲間が続々と降りてきます。皆さん愛機をコンパクトに収納した輪行袋を背負い、軽快に改札口をくぐって駅前広場に集合しました。

 すでにこのクラブでは定着した「輪行」スタイル、じつに簡単で便利な移動方法ですね。横浜市街の狭い道路を自動車と競合して走ることなく、交通環境の良い郊外にでて思いきり走りを楽しめます。


 港に面した駅前広場で愛機を組み立てていると、なにやら周囲が賑やかです。
え?いったいなにが始まったのだろうか。いつのまにか人だかりがして、まるで辻説法でも始まったかのようです。

 それに本日は非参加のはずの女子部までがあまた居られる。あ〜やっぱり女性がいると華があっていいよなあ…。ああでもないこうでもないなどと遣り取りがありまして。

 そのうちにN久さんが「責任者はこちらです」とわたしの袖をひっぱり、舞台の中央に曳きだされました。あ〜なるほど…、空気入れね。フレンチバルブのチューブなので空気入れにちょいとコツが要る。

 一般的な英国式バルブの「虫ゴム」に相当する部分にネジが切ってあり、まずこれを引っ張り上げている臼(うす)状のナットを緩めてすこし押す。空気が噴出すればOK 、そうでなければバルブが固着しているので具合がよろしくない。

 それから携帯ポンプの口金をバルブに噛ませ、バルブを口金の奥まで挿入する。次にバルブを折らぬよう左手指でしっかりと口金とタイヤの両方を握り(ここがコツ)、右手でポンピングする。感覚としては左手を壁のようにしっかりと固定し、右手は肩の力を抜いて柔軟にポンピングするということでしょうか。

 このとき自転車は、地面に寝かすよりも立てた方が能率がよい。または壁などに立てかけるとさらによいですね。気が付けばいつのまにかわたしが説法をしておりました、やれやれ。


 教材となった自転車は銀色の真新しいアルミフレーム、「ソメック」というブランド名が眩しい。ピンさんの説明によると、これはイタリーの工房製でブレーキ貫通シャフトを世界で最初に台座埋め込みにしたビルダーなのだとか。

 しばらくのあいだ男同士でメカ談義に盛り上がってしまいました。そして この方から名刺を頂戴いたしました。しずおか・モビリティ研究会内「しみずママチャリライド実行委員会 委員長」とありました。おぉ!なんだか偉いお人と知り合えたようです。これをご縁によろしくお願いいたします。

「しみずママチャリライドまだまだ参加者募集中」
http://sizuokamamatyari.eshizuoka.jp/e706597.html

彼らはこの日わたしたちとは反対方向の蒲原へ向かわれたそうです。


 本日の参加者は9名、うち1名は本隊とは別行程により徒歩・タクシー参加です。参加機種は700Cロード4機、26吋輪行用軽快車1機、小径車3機という顔ぶれとなりました。この日の走行予定距離は約20km、これに「飲み・喰い」をからめて早春のポタリングとしゃれこむわけです。


 8機で行く場合、安全走行を念頭に置きますと4機編隊が2組となります。
先導は案内役のわたしで、2組目のリーダーをH立さんにお願いしました。

 H立さんとは過去しまなみ海道ツアー、鳥海山ツアー、十津川ツアーなど幾多のサイクリングを同行し、互いがふたりの性格や走り方を阿うんの呼吸で知りぬいておりますので。

 8機は基本的につかず離れずの態勢で進行します。もし途中信号機などに分断されても、焦って交差点を突破するような危険を冒さないように後部リーダーが判断して停止する。一列になって走っている集団も、有機的に結合 したり分離することによって個々の安全を守る力強いダイナミズム。この力量、この信頼感があってこその安全サイクリングです。

清水駅前を出発し、今年も例によって三保の松原へ向かいます。老齢化した「羽衣の松」の隣には、後継者として指定された「次世代羽衣の松」がお披露目されております。これがかわらず健やかに成長していることに安堵いたしました。

 ここから渚沿いに太平洋岸サイクリングロードを久能山方面にまいります。

本日はこの地のイチゴ生産農家で、ハウス栽培している新鮮なものを自分で摘み取り食すという企画なのです。

この地区は久能山の麓に沿って、日当たりのよい斜面にビニールハウスが海岸の辺りから山の上の方までぎっしりと立ち並んでおります。この栽培法が独特でして。山の斜面に石垣を積んで、人の腰くらいの高さに段々を構築します。そしてこの石垣にイチゴの蔓を這わせて、まんべんなく充分に日照エネルギーを吸収させております。だからじつに美味しい。

 毎年のように訪れて頬張りたくなる土地の魅力というか、魔力のようなものを感じます。


「第3回しみずママチャリライド in 清庵リベンジ」は3月20日に開催されました。 
このイベントのレポート【しみずママチャリライド編】は近日掲載予定です。
どうぞお楽しみに。

- O湖 -

れぽれぽ「2011イチゴ狩り」2月クラブラン - H本 -

 2011年2月27日(日)、O湖さんと大船駅で待ち合わせしている。
わたしは少し早目に着いて切符を購入しておこうと思っていた。
しかしできないのだ、本来であれば「青春18切符」を使いたかったのだが。
駅員さんによると、この切符は3月1日からでないと使用できないということで、なんとも間の悪い話である。

 O湖さんと大船の下り線ホームで落ち合い、清水に向って出発。平塚と熱海とで2回乗りついで、予定通りの時間に清水に到着。ちょうど他のメンバーも到着しており、自転車を組み上げていた。


 メンバーが揃ったところで、O湖さんより今日のコースの説明があった。 その後わたし以外の参加者は自転車で出発していった。「出荷組合前」なんて変な名前のバス停留所で本隊と合流することになり、わたしはタクシー乗車で出発したが…。

 運転手に場所を告げても直ぐにはわからないらしく、タクシー無線で本部に確かめていた。タクシーに乗る前に、コンビニでO湖さんからリクエストがあった「コンデンスミルク」をゲットしてある。なんだかんだと云いながら20分程で「出荷組合前」の停留所に到着し、ほどなくメンバーと合流した。

 いよいよ今日の目的であるイチゴ狩りの会場は、前回(2009年春)のところにかなり近い場所であった。「お約束のコンデンスミルク」をきれいなお姉さんからもらい、イチゴハウスに突入した。何だかんだ言いながら一人あたり30〜50個は食べたのではないか、満腹である。

 1時間程で切り上げ、本日最後の目的地である「しぞーかおでん屋」に向った。陽当たりのよいバス停に立ち、さてタクシーと電話で呼び出すのだが、なかなか繋がらない。そのうちイチゴハウスのもっときれいなお姉さんが代わりに電話してくれたり、タクシーが来るまで話の相手をしてくれたりして、ちょっと幸せな気分を味わった。じきにやって来たタクシー、お姉さんに見送られて乗ると30分程して静岡駅に到着した。

 駅構内でお茶をしたりお土産をさがして時間を潰していると、パックに入った「静岡おでん」や「わさび味のチョコ」や「もつ煮のカレー」もあって、B級グルメの花盛りである。


 駅前でみなさんと合流して前回おなじみの店に向かい、なんと3時から宴会が始まった。ここでさきほど眺めた静岡名物の料理を味わい、3時間ほど過ごす。

 6時過ぎに店をでて帰宅の途につくが、なんとまだ「輪行」をしてないじゃないですか。ドタバタしながらも急いで輪行し、皆さんは新幹線でご帰宅となりました。

 そしてO湖さんとわたしは冷え込む在来線上りホームのベンチで約1時間を過ごし、1日に1本だけ運行している普通列車「東京行き」に乗車した。この列車、面白いことに「普通」扱いでありながら特級型車両を走らせている超豪華版なのだ。

 このセミコンパートメントで二人はゆったりと二次会を楽しみながら帰宅したのでありました。

 みなさんお疲れ様でした。

- H本 -

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