2011年11月 11月クラブラン 丹沢湖 |
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クラブラン実施日 | 2011年11月27日(日) |
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クラブラン名称 | 11月クラブラン 丹沢湖 |
コース概略 | 山北駅→(76号線)→丹沢湖(約15㎞) |
集合場所 | 御殿場線 山北駅 |
クラブラン担当者名 | M山 |
レポート担当者 | T本 |
参加者 | T本、H立、M山、N沼、N雲、S原、U美 7名 |
天候 | 薄曇 |
11月27日(日)、午前9時半、東京近郊ながら、ローカル気分満点の御殿場線・山北駅に全員集合、YMCC・11月クラブランの始まりである。メンバーは、残念ながら最近話題の自転車ガールはいないが、66歳の筆者を最高齢に、年齢も自転車歴もバラバラ、ただ自転車が好きというだけが共通項の多士済々の面々7名(H立、M山、N沼、N雲、S原、T本、U美の各氏)だ。
電車の混み具合から、いつもと違う雰囲気を感じていたが、出発前のミーティングでリーダーのM山氏から「今日が丹沢湖マラソンの日」に当たることを知らされた。「途中で道路規制にあっても、多分、自転車ならばなんとかなるだろう。マラソンのスタート前に湖に着ければ、影響ないのではないか」との、後から考えれば超楽観的な見通しで、予定通り10時に意気揚々出発。暖かな陽ざしが時々顔を出す薄曇り、微風という絶好のコンディション、各人、愛用のロード(4名)、クロス、小径クロス、マウンテンにそれぞれまたがり、紅葉に染まる晩秋の丹沢湖を目指す。
コースは、まず、駅隣接の76号道路を5kmほど走り、東名高速下のトンネルをくぐって直ぐの清水橋に到達、そこで併走していた国道246と分かれ、その後は、川内川を左手に見て登り基調の道をひたすら北上。当初は、それから5kmほど走った分岐点で左に折れ、ヘアピンの細い道へ経て湖畔中央部へ出る予定でいたが、途中気づかずにそのまま76号を直行、神尾田トンネル経由、神縄トンネルを出た所で、湖の周回道路に接する分岐点に出た。(後に、ビジターセンターで道を確認したところ、当初のヘアピン道は歩行者専用の遊歩道で、通行にはダム管理者の許可が必要と分かり、結局、道を間違えたのが怪我の光明となった)。
ここで初めて道路規制に遭遇、湖沿いの周回道路はマラソン終了の午後2時まで全面閉鎖と聞き、左折して目的地の湖畔中央部へ出るルートは断念、やむを得ず分岐点を直行し、湖畔沿いを右回りで湖畔中央部へ出る道を選んだ。
その後2km程走った所で湖東岸の玄倉橋に到着、そこで再度の検問に遭い、この先の湖岸沿い道路は完全通行止と知らされ、再度ルート変更を余儀なくされた。そのため、片側一車線が通行可能な今来た道を引き返し、すぐ先にあるビジターセンターを最終目的地とすることにした。そこで、道路を横切り反対車線に出ようとしたが、ここで先陣のマラソンランナーに遭遇、道路横断ができなくなった。とりあえずランナーが途切れるのを待つことになったが、どんどんランナーが増え、とうとう5mの道路を横断するのに30分近くを要することになった。
これだけの短い距離を横断するのに、これだけの時間がかかったのは、まさに空前絶後の体験である。もっとも、当初、早く通り過ぎてくれることだけを願ってイライラして見ていたのが、色々なランナーが思い思いの服装とフォームで走っているのを眺めていると、イライラが段々薄れ、応援団に変わるのも不思議なもの。後に警備の警察官に聞いたが、丹沢湖マラソンは4000人近くが参加し、湖を周回するハーフマラソンを最長として、各参加者がそれぞれの技量に合わせてコースを選べる、大変大きなマラソン大会なのだそうだ。なにはともあれ、やっとランナーが途切れて道路を横切り、来た道を引き返せたのは11時半を回ったころ。それから300m程走り、ビジターセンターに到着したのが11時40分。結局、走った距離は15km、全行程軽い登り基調の完全舗装道路で、車も少なく、安全で快適なコースであった。もっとも、筆者に関していえば、坂道が格別きつく、皆について行くのがやっとの状況、ゴールに着いた時はほとほと疲れ果てていた。「たった15kmの距離がどうしてこうもキツイのか」と、念のため車輪の回転を確認したら、後輪がブレーキと接触して全く回転しない状態。我ながら全く気付かずに走っていた間抜けさと技量の低さに呆れ果てた。
何はともあれ、期待した紅葉にはまだ少し早い感はあったが、途中、山頂付近に美しく雪をかぶった富士山を仰ぎ観るなど、まずまず満足できるコースであった。ゴール到着後は、各人各様、(食堂や売店は近くにないため)出店であんぱんを買って昼食を取ったり、談笑したりした後、正午を少し回ったところで解散となった。
その後は、(距離の短さから持て余す体力のはけ口を求めて)山超えして秦野まで走る5名と、健脚ながら二日前に箱根を走り、これ以上の体力消耗は不要のN沼さんと、制動付きロードバイクで体力を使い果たした筆者の2名に分かれ、それぞれ帰途についた。
解散後のレポートは不要であるが、蛇足として、湖畔を走り、中川温泉経由で最初の出発地である山北駅に戻ったN沼さんと筆者二人組のその後について少し触れたい。最初の検問のあった分岐点まで戻った我々は、警備の警察官から「少し待てば湖畔沿いの道を通してあげる」と言われ、待つこと5分、最終ランナーとフォローのパトカーが通り過ぎた後の快適な道路を1km程走り、当初の目的地である湖畔中央部に到着。その後、隣接する永倉橋を渡り、32号道路を4kmほど北上して中川温泉に到着。お湯の良さと武田信玄の隠れの湯として知られる「信玄館」で入浴、ほのかに硫黄の香りのするアルカリの湯に浸りながら疲れを落とした(秦野へ向かうため不要となった入浴割引券をお譲り頂いたU美氏のおかげで、入浴料1000円のところを二人とも半額で入浴できました。感謝、感謝!)。当初は温泉で昼食を取る予定でいたが、食堂がなかったため、早めに山北駅経由松田駅まで戻り、食事とお酒を楽しんでから小田急線で帰宅することにした。そうと決まれば早々に温泉を出発、風呂上がりの火照った体に心地よい風を浴びながら、快適な下りを一路山北駅へ向かう。途中、短距離コースのマラソングループの終了時刻と重なったため、バス待ちの長い列と渋滞の車列の横を、少々申し訳なく、また、ちょっぴり優越感に浸りながら一気に走り抜け、2時20分山北駅に到着した。全走行距離は38km、その間、晩秋を惜しむ暖かな日差しと、深緑に染まった湖、紅葉に彩られた周りの景色等にも助けられ、本当に気持ちのよいランであった。山北駅到着後は、電車の時間に合わせて20分で自転車をたたみ、御殿場線で松田駅に到着。幸か不幸か1ケ所しか目につかなかったため選択に迷うことのない焼肉店で焼肉をつまみに生ビールで乾杯。ビールの甘さと、途中の景色、なにより、途中出会った人々の親切が心地よい記憶として残る楽しい一日であった。 (T本 記)
<山越え班のお土産スナップ>
天気が良くて、富士山と丹沢湖の景勝を楽しみながら、クルマが来ない道を快走できました。
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