基本データ

レポート本文

１.準備と試走

　海軍道路の花見ランは、昨年桜の時期に個人ランを行って桜を愛でながら走る爽快感に浸れたことから、クラブランとして提案したものです。
　海軍道路だけでは距離も5�q程度しかないので、ネット上のコース情報を参考に、JR横浜線の中山駅を起点とした40�q程度の周回コースとしました。
　個人ランとは異なり、グループ走行前提のクラブランでは準備しておきたい事項があります。

1) コース上のお楽しみポイント選定
2) 昼食など休憩場所選定
3) 交通量の多いポイントの回避
4) 裏道を使うにせよ道に迷わないよう、複雑すぎないコース選定
5) 一方通行路では自転車通行可能なことの確認
6) タイムスケジュールの把握

　今回のランでは、私自身未経験のコースでしたので、2回試走を行い、コースを修正しました。

　当初コースは次の案でしたが、初回試走の結果、下記が問題点と思いました。
　JR横浜線中山駅北口集合-->八王子街道-->海軍道路-->環状4号線-->長後街道-->相鉄いずみ野線緑園都市駅-->八王子街道-->中原街道-->JR横浜線中山駅解散

ａ. 海軍道路までお楽しみがない
ｂ. 八王子街道は交通量が多い
ｃ. 上川井ＩＣは混雑酷い上に路肩が無く歩道も極小
ｄ. 海軍道路脇には広場があるものの米軍管理地で立入禁止
ｅ. 環状4号線は交差点で左レーンに左折のみの指定が多い
ｆ. 緑園都市駅から八王子街道へ抜けるのに、二俣川駅南側から相鉄線路を越える陸橋が自転車通行禁止。
　 陸橋手前に自転車・歩行者用トンネルがあるが、そこまで混雑酷く路肩も無い。さらに厚木街道を通ると本村ＩＣで歩道橋を二つ押していかねばならない
ｇ. 帰り道も、八王子街道は交通量多く、お楽しみも無い

　Google mapのストリート・ビューと2回目の試走で、以下を解決策としました。

ａ'. 緑区が整備した梅田川沿いの親水公園を楽しむ
ｂ'. 八王子街道と並行して走る横浜水道道を利用する
ｃ'. 上川井ＩＣを避けて川井浄水場と横浜総合卸センターを経由する
ｄ'. 海軍道路の終点である瀬谷西高前から下ったところにある瀬谷中央公園を昼食場所に利用する。
　 その後勾配の緩やかな裏道を使って環状4号線に戻る
ｅ'. 左折レーンでは歩道で自転車を押して歩き、横断歩道を渡って車との競合を避ける
ｆ'. 二俣川駅南側では相鉄いずみ野線ガード下から裏道を利用して16号線下の短いトンネルを抜け、本村ＩＣを越えた四季美台から厚木街道に入る。
ｇ'. 旭区役所前から畠山重忠公碑（二俣川の合戦で北条義時に敗れ戦死）で鎌倉幕府御家人粛清の跡を尋ね、そこから横浜水道道に入る。
　 八王子街道を横切るだけで中原街道に入り中山へ帰途に就く

　改訂コースは
　JR横浜線中山駅北口集合-->恩田川沿い-->梅田川沿い-->横浜水道道-->海軍道路-->環状4号線-->長後街道-->相鉄いずみ野線緑園都市駅-->厚木街道-->横浜水道道-->中原街道-->JR横浜線中山駅解散
として実施することにしました。

２.ラン本番

　2014年4月6日（日）　天気予報では夕方にわか雨だが雨量は少なく、それまでには終了するものとの見通しをたて、自走にてJR横浜線中山駅へ。
　中山駅に集合した参加者はＴ本さん、Ｎ雲さん、Ｓ山さん、Ｓ原さん、Ｆ田さん、Ｙ本さん、Ｔ桑夫妻と私の9名。
　Ｗ邉さんは海軍道路で落ち合うとのことで、Ｗ邉さんの参加から２グループ化することにして9名で10:30スタート。

　この時点では快晴で、恩田川沿いの桜を楽しみながらのんびり走行。

　梅田川に入ると親水公園として車の入らない道が整備されており、ここもあちらこちらの桜を楽しみながらの走行。

　梅田川親水公園

　海軍道路桜並木の始まり

　　12:10　ここでＷ邉さんも加わり記念撮影。

　記念写真（その１）

　記念写真（その２）

　　2グループに編成して南下。予想より人出が少ないが、歩行者に注意しながらゆっくり進む。
　瀬谷西高校前で桜並木と別れて瀬谷中央公園で12:30昼食。このあたりから雲行きが怪しい。

　　休憩後13:00前にスタートし、環状4号線に戻る。
　快調に走行する予定が日向山団地付近で雨になり、新幹線の跨線橋で雷雨となった。
　雷回避のため雨宿り場所を探すとＴ本さんがヤマダ電機の店舗を発見。大急ぎで屋根の下の駐輪場へはいる。
　Ｗ邉さんがスマホで雨雲状況をチェックして、次の雨雲との間に空きがあることを発見。
　輪行の用意があるＴ本さん、Ｓ山さんは近くの相鉄線いずみ野駅から輪行、Ｎ雲さん、Ｗ邉さんは比較的近いので自走帰宅、Ｓ原さん、Ｆ田さん、Ｙ本さん、Ｔ桑夫妻は輪行装備なきため私と中山駅まで自走で戻って帰宅することにし、残念ながら雲の切れ間を見てヤマダ電機で解散とした。

　　輪行組は雨に遭わなかったとのことだったが、雨雲が北上したのか中山駅自走組はすぐに雨につかまってしまった。
　中原街道は起伏が大きいので、都岡町でＦ田さん、Ｙ本さんは中原街道直進を選び、Ｓ原さん、Ｔ桑夫妻と私は起伏の少ない梅田川沿いを使うことにしてお別れ。
　梅田川沿いでは上着に雪が付き、霰のようで顔が痛い。
　中山駅を越えて川和のＴ桑さんの工場に避難して、車で送ってもらい帰宅した。

３.ランを終えて

　　天気の急変に遭いましたが、参加の皆様から有益なアドバイスを得られたこと、雲の切れ間で中断解散に合意いただけたことで、無事に終わることができました。
　皆様に感謝いたします。
　15�q程度しか走らずに中断ではありましたが、皆様には最大目的の海軍道路の桜を十分堪能いただけたかと思います。
　個人的には、試走を含めた準備で問題点の発見と対策を考えたのは初体験で、得るところが多いものでした。
　もちろん改善点はまだまだあったろうと思います。
　今後とも皆様のご助言お願いいたしますとともに、雨男（雪男）の企画にもご期待くださいませ。