YMCC実践メカ講座 「クランク交換の作業要領について」
制作監修:O湖
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(クランク取付編から続く)どうもおかしい・・・。
インナーリング34Tでは小さ過ぎて、前変速器のガイドプレート後端がチェンを持ち上げています。
ガイドプレート後端部とは、この部分
解決法は、内側のチェンリングを歯数の大きい39Tに交換します。
参考:左34T、右42T
チェンリングボルトを抜いてチェンリングを外します。
アウター側に5mmアーレンキを差し込む
このまま回しても供回りしてしまいます。
インナー側から専用工具「空転止スパナ」を差し込む
「空転止めスパナ」はこのように猫の手のような形をしている
ボルトは対角線の順に星型に均等に緩めること。
取付時も星型に締めること。
外側、内側ともチェンリングが外れます。
クランクシャフトを裏側から見たところ
チェンリングを観察してみましょう。
チェンの変速脱線点、よく工夫されている
こちらはチェンの脱線防止ピン
交換用チェンリングの取り付けは、外し方と逆の順序で行います。
チェンが後フリーホイルへ真っ直ぐ伸びています。
インナーリング過小による、チェンと前変速器ガイドプレートの干渉が解消しました。
これで、BB、クランク、チェンリングの交換が完了しました。
フロント駆動系にはもう1つ重要なパーツがあります。第4章では、それの交換を行います。
つづく
YMCC実践メカ講座 「クランク交換の作業要領について」(その3 チェンリング交換編) |
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