信州峠 プライベートラン
2011年4月29日〜30日
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レポート本文

実施日 2011.4.29(金)/30(土)
コース概略 全行程 約60km
    野辺山駅 発 (長野県 小海線 1345m JRで一番の標高の駅)
  → 信州峠(1470m、長野県と山梨県の県境)
  → みずがき山荘 泊 (1520m、みずがき山 登山口)
  → とくさ峠(1670m) → 観音峠(1373m) → 名前の不明な峠 → 金桜神社 → 昇仙峡 → 和田峠(555m)
  → 甲府駅着
同行者 Y田(会社の同僚、50歳半ば)、I川(会社の同僚、50歳半ば)、N久(私、エンジニア60歳半ば)
天候 両日とも晴れ、風は強くはないが冷たい。

図をクリックすると原画が出てきます。さらに大きくしたい場合は、この原画を拡大して見てください。


はじめに
 他の二人は学生時代からのサイクリストで峠越が好き。斜度15%超の峠に果敢に挑戦している。
  一方、私は斜度7%でも降車するほうである。今回、迷惑を承知の上で同伴させてもらった。
    

Y田さんアンカー カーボンロード シマノ105コンパクト
I川さんアンカー クロモリロード シマノ 105 コンパクト
ジャイアント アルミ ロード シマノ105 トリプル



峠の斜度

 斜度10%の道路標識が現れたのは3回。みずがき山荘までの登り坂、とくさ峠への登り坂、および金桜神社までの登り坂。
 当然二人は完走、私は歩き。(10%の標識を見たとたんに戦闘意欲が霧散)。
 断面図でもわかるように、斜度10%に至るまでの坂も10%に負けないくらいの坂。



信州峠(1470m)

 初日の最初の坂でもあり、体力を消耗していないので完走。
 峠に「信州峠」の標識がない(有るのかもしれないが、見当たらない)。証拠写真が撮れない。



みずがき山荘への坂

 体力のある登り口は何とかクリアしたが、後半降車。
 白樺林、カラマツ林が交互に現れ、最後はダケ樺の林になる。若葉には早く木々は落葉のままである。
 風が冷たい。秋には黄葉、紅葉が全山にみられるのではないかと思われる。
 自転車を降り、登山道(ひょっとしたらトレッキングコースかも)を登ってみずがき山(2230m、字が難しくてうまく漢字変換してくれない)を近傍。
 磨崖仏でも掘れそうな断崖のように見える。プロの登山家がロッククライムの練習に使うらしい。
 頂上から下りてきた小学生男児二人を連れたお父さんに遭遇。話によると水芭蕉とかシャクナゲが咲くそうだが今は見当たらない。一日行程で、自動車で帰るようだ。

 山荘の夜は暗い。トイレからの戻りで、自分の寝床へ行くのに手探りとなる。久しぶりで漆黒の夜を経験した。

 翌朝、出発の準備をしていると幼稚園〜小学低学年と思われる兄妹を連れた夫婦が声をかけてきた。
 夫婦の趣味はサイクリングだったが、子供が生まれたので登山に変えたそうである。新婚旅行はニュージーランドサイクリングとのことでした。



とくさ峠(1670m、字が難しくてうまく漢字変換してくれない)

 登り口と頂上付近がきつい。頂上付近には斜度10%の標識がある。カラマツ林と白樺が断続的に続く。周りは雪こそないものの冬枯れの林。
 「落葉松(からまつ)の林を出でて、落葉松の林に入りぬ。落葉松は寂しかりけり。旅ゆくは寂しかりけり」。
 白秋の詩(一部入れ替え)のイメージとはちょっと違っていた。今度は新緑の季節に来よう。
 途中八ヶ岳が近くに見える。八ヶ岳を見ながら周辺の峠の話題で盛り上がる。



観音峠

 とくさ峠から観音峠は、尾根伝いの林道。アップダウンもほどよく快適なサイクリングが楽しめる。
 途中富士山が遠望できる。霞がかかってうっすらとしか見えないが富士山は大きい。



名前の知らない峠

 昇仙峡経由で帰ることにして、一度降りた後、再度峠に挑戦。斜度10%の道路標識があり、当然降車。
 峠を過ぎたあたりに金桜神社があり、鬱金桜(薄黄緑=金色?)が3分咲き、しだれ桜は満開であった。



昇仙峡、和田峠

 一般に昇仙峡は川床に近い道路から見上げるが、上の道路から見る昇仙峡も悪くない。
 写真を撮るならこちらの方が、空と渓谷のバランスの自由度があるので良いのではないかと思われる。
 ほうとうを食べた店の駐車場には、満開の見事な花桃が咲いていた。今年の花桃は特別にきれいだとの店の人の話である。
 昇仙峡から甲府へ出るのに峠を越える必要はないが、今回は峠越えがテーマなので、左折して和田峠経由で甲府に抜けた。
 標高図でみると大した峠ではないが、2日目の終盤とあって体力を消耗しており、かなりきつかった。完走。



おわりに

 無事に峠越えランを成し遂げました。たとえ、降車しても満足感一杯です。
 みずがき山荘の夜は楽しいひと時でした。
 二人の今までの峠越えの話に、ついつい引き込まれてしまいました。私とY田さんは大いに飲ませていただきました。酒を飲めないI川さん、ありがとうございました。
 今後ともよろしくお願いします。

以上

- N久 -


信州峠 プライベートラン
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