風張峠サイクリング
2011年5月20日
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レポート本文

実施日 2011年5月20日(金)
コース概略 武蔵五日市→檜原街道→秋川渓谷→都民の森→風張峠→奥多摩湖→奥多摩駅
(全61Km)
天候 快晴

 4月のクラブラン「道志みちサイクリング」の際は我儘を言い、御殿場から篭坂峠越えで合流させて頂いた。道志みちも良かったが、篭坂峠も素晴らしかった。また何処かの峠を越えてみたい。『割合近くで、遠くに行った気分になれて』、と言うことから風張峠に決めました。

 通勤ラッシュを避け、早く行って、早く帰ってくるため、2番電車に間に合うよう5:20家を出る。小田急線、南武線と乗り継ぎ、立川から青梅線に、車内にはシニアの登山姿が目立つ。こちらも、シニアのサイクリスト。シルバートレインは行く。今日は天気が良いので、高い所からの眺めはさぞ素晴らしいことだろう、峠道へ思いを馳せる。

 7:40武蔵五日市駅着、自転車を組み立て、地図と周りの景色を見較べ、まずどっち方向に走り出せばよいか確認する。8:15スタート、駅前の檜原街道を右手秋川方面に向かう。風張峠は標高1,147m、都内で一番高い峠だそうだ。

 五日市駅からは、およそ30Kmで950mの登り、走り出しから20Km程は割合緩やかな2〜4%の登りが続く、残り10Kmは9、10%といった坂が所々あるが、平均すると6%位の斜度である。道筋に、『十里木』など、学生の昔、山登りの帰りにバスを待っていた懐かしい地名を眼にする。平日の檜原街道は、観光のマイカーも少なく、時折トラックが迫ってくるが、まずまず安心して走れる。進むに連れ、谷が深さを増し、秋川渓谷に入る。東京にもこんな景色があるんだと改めて感心する。

 走り出して1時間半、9:45数馬の湯に到着。時間が早いせいか、平日で客が少ないのか、湯は営業していない。

 若者と年配のローディー(ロードレーサーのサイクリストをローディーと言うらしい)に出会う。年配のローディーが「都民の森までは、更に大変だ」と解説してくれる。ここからは本格的な登り、試しに買った塩分補給のサプリメントを飲んでみる。気のせいかシャキッとした様な感じがする。

 奥多摩周遊道路(無料)入り口を過ぎると道が更に角度を増し、Z折りに峠へ続く。

 10:45峠の手前の『都民の森』で少し早いが昼食休憩とする。インストラクターがビギナーに登山の心得を伝授しているシーンの撮影風景を見ながら、公園のベンチで持参のにぎり飯を食べる。 風に吹かれながら、自然の中で食べる食事は美味い、大げさであるが、生きていることの喜びを感じる瞬間である。

 30分程の休憩の後、再び走り出す。ツーリングバイクが膝を道に擦る位に傾けて追い抜いて行く。もうそろそろ風張峠と思われるが、峠の標識が見当たらない、気付かないうちに通過しまったのか。帰って来てネットで調べると、風張峠駐車場という看板をバックに記念写真を撮っている記事がある。そこが峠らしい。通りすがりに眼にしたが、看板に落書きがあったりして、写真を撮るのを躊躇った場所であった。

 五日市駅から峠まで、休憩時間等を差し引くと、およそ3時間弱というところか。あとは奥多摩駅まで30Kmを下るのみである。

 奥多摩湖側の周遊道路は、五日市側より幾分傾斜がきつい、ブレーキを握る指先が痺れてくる。慎重に飛ばす。途中、登ってくるローディー数人とすれ違う。奥多摩湖方面の俯瞰も素晴らしい、道の脇の木の上で子猿が戯れている、自転車を止め、写真に収める。

 登りは大変であったが、峠から30分ほどで奥多摩湖まで下ってしまう。奥多摩湖畔沿いのR411はやたらトンネルが多い、また、交通量も檜原街道より多い様である。登りのトンネル内走行はなんとなく不安でもあり、風張峠へは、やはり五日市側からが正解の様である。小学校の遠足以来の小河内ダムを少し見学し、13:00奥多摩駅到着。   全走行距離61.4Km

 天候にも恵まれ、梅雨に入る前に良いサイクリングが出来ました。

- N沼 -


風張峠サイクリング
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