娘がクロスバイクを買いました
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レポート本文

実施日 2011年6月5日(日)
コース概略 全行程 約50km
  上田駅 発 (長野県 上田市)
__→ 上田城 → 浅間サンライン → JAうえだ東部ふれあいセンター → 小諸 懐古園
__→ 夢ハーベスト農場 → 信州追分 → 国道18号線
__→ 軽井沢駅 着(長野県 軽井沢町)
同行者 N久(私、エンジニア60歳前半)、N久娘(エンジニア、30歳前半)
天候 薄曇りときどき晴れ、風はなく絶好のサイクリング日和。



はじめに


少し離れたところに住んでいる娘がクロスバイクを買いました。
通勤に使っているが、目的はシェイプアップらしい。
親としては、このチャンスを生かして、娘を立派なサイクリストに仕立てようと計画。
ちょうど“NHKのチャレンジホビー”で「自転車で旅をしよう」が始まっており、これに便乗して策を練る。

  1. 近くのサイクリングロードデビュー(スポーツサイクリングの基本習得)
  2. サイクリングロード50kmチャレンジ(長距離ラン習得)
  3. 長距離の一般道ラン(自動車、歩行車とのコミュニケーション習得)
  4. 仕上げは、本格的な輪行60kmの旅(一般道長距離登り坂ラン習得)



4月3日(日)晴れ 第1回目チャレンジ


マイバイクを担いで、娘のアパートまで電車で輪行。
クロスバイクを見てびっくり。
事前に購入店、購入金額を聞いていたのであまり期待はしていませんでしたが、それにしても!!
まさにママチャリ。
前1段、後7段はよしとして、車輪のクイックリリースがないので輪行は無理か?
イヤ、車輪を外せば輪行袋に入るハズ。
スタンドを外し、前籠を外し、前後のフェンダーを外し、車輪を外す。ハズが!!
車輪を外す方法が分からない。
仕方がないので、購入店に聞きに行く。
ナット止めで、その上に軟質プラスチックのカバーがかぶさっていることが判明。
その自転車店にレンチを売っていなかったので、DIYの店までレンチを買いに。
そうこうしているうちに昼食を含めて4時間が経過。
この日は、近くのサイクリングロードを行けるところまでいって帰りは輪行ということに。
基本テクニックは後ろから大声で指示。
サイクリングロードを10kmほど下ったところで乾いた大きな音。
直後マイバイクに違和感が発生。砂利道でマイバイクがパンク。
パンク修理セットは常備しているが、今回は、携帯ポンプを家に置いてきていた。
(サイクリングロードでパンクするは思っていなかったので)
自転車店を探してあっちこっち。
大手スーパーに自転車店があることが分かってパンク修理を依頼。
しかし、パンク修理に2時間待ちとのこと(震災の後で、自転車購入客が多くてお店は大忙し)
それではと、自力によるチューブ交換に変更。(ポンプは自転車店のものを借りる)
チューブ交換を終えたころには意気も上がらず、そのまま娘のアパートまでリターン。
合計20kmの初乗りでした。



4月24日(日) 晴れ(第2回目チャレンジ)


第1回目と同じサイクリングロードをトライ。
今回は、LEDの前照灯、LEDの後部反射燈、フロントバッグ、水筒用ホールダーをつけて 少し長距離ラン用にレベルアップ。
目標は、一部一般道を通るものの、終点の海岸まで約50kmのサイクリングロード。
途中、皆さんに教えてもらった、おいしいアイスクリ−ムを売る農場に。のハズが!!
標識はなく、地図を見てもわからず、通行人に聞いても発見できず。
結局あきらめて、終点の海岸に。
ここで輪行袋に入れて帰宅。
娘に車輪の外しかた、ペダルの外しかた等を実車を使って教えながら輪行袋に収納。
輪行袋を担がせて駅に行く。
ところが、途中で輪行袋の紐が根元で切れてしまった。
自転車が重いためか? 私のお古で、輪行袋が劣化していたためか?
娘の自転車を2人で持って、私はさらに自分の自転車を担いで娘のアパートに輪行。
途中の乗り換え駅のコーンコースの長かったこと!!

(画像をクリックしてください。大きくなります)



5月8日(日) 晴れ(第3回目チャレンジ)


第2回目と同じコースを、
今回はアイスクリーム販売の農場の場所をしっかりと頭に叩き込んで出発。
アイスクリームはみんなが勧めるだけあっておいしかった。
一番大きいお土産用のアイスクリームを買ってサイクリング続行。
今回は、車の多い一般道デビューが目的であったので、途中からサイクリングロードを外れ、
一般道を使って横浜の我が家にサイクリング。
都会の国道はサイクリングには向いていない。
乗り方、降り方、ブレーキング、ぺダリング、私の持っているノウハウを後ろから大声で伝える。
経験を積むしかないかなと思いながら。
全行程約60km



6月5日(日) 曇り(第4回目チャレンジ)


7月のクラブランの下見を兼ねて、上田〜軽井沢〜横川の本格的な輪行にチャレンジ。
今回は、横浜の自宅出発なので、前日に娘のアパ−トまで(車で)バイクを取りに行った。
娘は立派なサイクリストに成長!!
クイックリリースがないママチャリもどきを、
眼鏡レンチを使って自力でばらして、輪行袋に詰めて待っていた。
袋は、前回の失敗に懲りて、私が今使っているのを貸し与えている。
翌日の朝8時15分ごろ新幹線東京駅発、9時45分ごろ上田着。
朝出るとき、前日入れ替えた私のバイクのチューブの空気が抜けているのを発見。
(昨日の袋詰めのときは問題なかったのに。原因不明)
(後述: 自転車屋さんの話では、バルブ直近のチューブは劣化が早く、これが原因らしい。)
時間がないので、上田駅でチューブ交換することにしてそのまま出発。
上田駅で予備のチューブに交換。サー出発のハズが!!
予備のチューブの空気がすぐ抜けることが判明。理由は分からないが、前回修理した直近に穴があいている。
(前回修理したときに見逃すハズがないのに)
(後述: 自転車屋さんの話では、タイヤに異物が残っていた可能性が強いとのことでした。)
チューブにパチアテし、携帯ポンプで空気を入れるが十分に圧が上がらない。
交番で自転車店を教えてもらい(第1回目と同じ大手スーパーの上田店でした)、
コンプレッサーで空気を圧入。
出発できたのは、上田駅に着いてから1時間半後でした。



上田城


残念ながらほとんど印象がない。ブラスバンドの演奏をやっていた。
娘は大学時代ブラスバンドクラブに入っていたので興味がありそうだったが先を急ぐことに。



浅間サンライン


上田城から浅間サンラインまでは登り。
浅間サンラインに入ってからも延々と登りが続く。
娘にとっては初めての長距離の登り坂なのでペースがつかめず大変だったとのこと。
小諸まで20km。



JAうえだ東部ふれあいセンター


浅間サンラインの両側の田圃の土手に濃い紫のあやめ科の花が点在している。
明らかに人の手により植えられたものである。
濃い紫の花は、いずれあやめ(菖蒲)かかきつばた(杜若)といわれるように区別はつきにくい。
これに野花菖蒲(花菖蒲の原種)が加わるからさらに面倒である。
いずれもアヤメ科アヤメ属の花である。
休憩に立ち寄ったJAうえだ東部ふれあいセンターの脇の土手にも同じ花があった。
近くで見るとあやめである。
ふれあいセンターの前の小屋で苗木を売っていた店の店主の話によると、
この辺を「あやめの里」と呼ぶらしい。
そのあやめの発祥の地がこの土手だということであった。
村おこしの一環として、この花を道端に移植しているとのことであった。



小諸


昔、小諸の懐古園で食べた蕎麦がおいしかったこと、
懐古園内にある藤村記念館の藤村の直筆に感激したこともあって、小諸に寄り道。
浅間サンラインは浅間山麓を走っているので千曲川より結構高いところを走っている。
懐古園までは快適なダウンヒル。浅間サンラインに戻ることを考えないようにしてダウンヒルを楽しむ。
蕎麦は相変わらずおいしかったが、いわゆる通好みになっていて、素朴さがなくなっていたように感じられた。
具だくさんの藤村蕎麦を食べたが、
もり蕎麦に自分の好きな具1品をつけた方がよいのではないかと思われた。
藤村の直筆は、前よりも藤村の人柄が出ているような気がしたが、前に受けた印象と違った。



再び浅間サンラインに


小諸懐古園から浅間サンラインの登りはきつかった。
登りつめたところにハーブ園がありアイスクリームを売っている。
これを目指して頑張った。
フロントに私のリュック、リアに娘のリュックをつけていることは言い訳にならないが、
途中で降車。残念!!
ハーブ園のアイスクリーム(300円)はおいしかった。
薔薇茶(400円)があるということなので薔薇茶も頼んだ。
ハーブティの効果を始めて知った。疲れた体を癒してくれる。
ミントのほかに薔薇の花がコップの中に入れてあり、香りよし、味よしの絶品でした。
薔薇茶を頼んでいるときにお店の人がいなくなった。薔薇の花を採りに行っていたらしい。
ベランダでいただく。(写真)
この日、町起こしの一環として浅間一周サイクリングが行われていた。
かなり大規模なイベントらしく、子供、若者、女性とバライテイに富んでいた。
今年が2回目とのことであった。
全員本格的なバイクに乗り、本化的なウエアを着ていた。



一路軽井沢へ


浅間サンラインの勾配はきついところで5%前後で、それなりにヒルクライム?を楽しむことができる。
小諸〜軽井沢間は約20km。 もともとの計画では軽井沢から横川まで碓氷峠を降る予定であったが、
夕方になっていたので軽井沢から新幹線で帰ることに変更。
袋詰は各人で(もう独立したサイクリスト同志ですから)!!
軽井沢で一杯のつもりが!!
何と軽井沢駅周辺には飲み屋がない。有るけど開いてない。
仕方がないので缶ビールとつまみを買って新幹線の中で乾杯。
1缶(500cc)では足らなかったので車内でもう1缶(350cc)を追加。
最近の娘さんは飲み過ぎでは!!



今回の反省

時間には、十分に余裕を持って!!
1日60kmの登り坂の遠地輪行はキツイ。集団の場合は40km程度とすべきか?
浅間サンラインは国道18号線のバイパスとして使われている。
バイパスは、道は広いが、大型トラックが多くスピードが速い!!
この反省を踏まえて、7月のクラブランの計画をたてようと思っています。


以上

- N久 -


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