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開催日 | 2013年03月09日(土) |
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名称 | 南房総ラン「鹿野山-富津」 |
集合場所 | 金谷港 |
担当者 報告者 |
K林 |
参加者 | O湖, O笠原, N川, H立, M野, S山, U佐美, K林 - 合計8名 |
コース概略 | 金谷港 → 鹿野山 → 富津岬 → JR青堀駅(54km) |
参考資料 | ■計画書、■ルートマップ |
天候 | ![]() |
K林です。今回のクラブランを担当しました。
今回の行き先は千葉。南房総は春が早いのでこの時期のクラブランにはもってこいです。
けれどアクセスのしづらさが少々難点。千葉方面のクラブランは過去に少なからず行われていますが僕はほとんど参加した記憶がありません。強いて挙げれば 2010 年 3 月に行われた「養老渓谷ラン」くらいでしょうか。これはO湖さんが担当されたもので、久留里から養老渓谷まで走りました。このときは面白かったなあ。個人的にかなり印象深かったクラブランです。
今回のランも「養老渓谷ラン」みたいに楽しめる企画に出来るかどうか。クラブラン担当としては緊張するところです。頑張ります。
今回走ったコース地図はこちら(データ提供はO笠原さん。ありがとうございます)。金谷を起点とし、鹿野山に上りお昼ご飯。その後富津岬に行き、JR青堀駅を終点としています。
単純に言うと「山を登って下って海を見に行く」というもの。プロファイルはこんな感じです。
山ひとつがボンッ!と有るだけ。単純ですね。
ところでこの形、どっかで見たような気がするなあ。とずっと気になっていたのですが。思い出しました。これです。
「星の王子さま」というお話の中に出てくる「象を呑み込んだうわばみ(Un serpent boa qui digérait un éléphant)」の絵。
さて、それではうわばみの尻尾。スタート地点である金谷港に向かいましょう。
2013年 3月 9日 AM 9:00
久里浜港のフェリー乗り場に続々とメンバーが到着してきました。
今回のランの起点は金谷港。そこに向かうフェリーはあと二十分ほどで出港します。もうそろそろ乗船手続きが始まるはずです。
最初に港に到達したのはK林、U佐美さん。続いてN川さんが自走で、H立さんはバス輪行でやってきました。
残りのメンバーはまだ見えません。「フェリーを使わず陸路で行くのかな?」と思っていたら、出港時間ぎりぎりになってO湖さん、O笠原さん、S山さんがまとまって到着しました。
O湖さんは汗だくです。余程急いで来たのでしょう。
そして定刻どおりフェリーは金谷に向けて出港しました。
さて、これで今日のメンバーはほとんど揃ったはずです。O笠原さん、S山さん、O湖さん、H立さん、U佐美さん、N川さん、K林。...あれ?一人足りないな。M野さんの姿が見えない。
「一便早いフェリーで金谷に行ってるんだろ」とか「いやいや、陸路で行ってんだきっと。今頃は木更津走ってんじゃないか」などという予想が飛び交う中、とりあえずM野さんに電話を掛けてみます。
もし本当に走ってたら電話に気づかないかもな...と思ってたら、つながりました。
K林(K) : もしもし、M野さん?
M野(M) : あ。M野です。おはようございます。
K : おはようございます。今どこですか?
M : 今ですね。久里浜なんですよ。
やっぱりか。さすがM野さんはやること早くて抜かりが無い。もう久里浜に着いて皆の到着を待ってるようです。
...って。あれ?今なんて言った?久里浜?くりはま?金谷じゃあ無くて?
K : M野さん、久里浜?
M : えぇ。なんか誰も居ないんですケド...。
K : えーと、みんなはですね。
M : はい。
K : 今フェリーに乗ってます。
M : フェ!? ...................................、
............もしかして、私、やっちゃいましたか?
K : 残念ながら、はい。
M : 10時に久里浜集合でしたよね?
K : 10時に金谷集合です。
M : あぁ~!ごめんなさい!次の便で追いかけます!
まったく。しっかり者のM野さんでもこういうこと有るんですね。
次の便は1時間後。けれど、M野さんの力量なら鹿野山頂でのお昼ごはんまでには追いつくことでしょう。皆に状況を伝え、当初の予定通り動くことにします。M野さん、お弁当買い忘れたりしないだろうな。
参加者に対するコースの説明はフェリーの中である程度済ませていたので、金谷港では注意事項を簡単に述べる程度にしてすぐ出発します。
海岸沿いの道は国道127号線。見晴らしが良く自動車の量もそれほど多くないので快適に走れます。そしてなにより、晴れて良かった。昨年担当したクラブランは雨に祟られて中断せざるを得ませんでしたが、今日は一日気持ち良く走れそうです。
というか、むしろ陽射しが強いくらいです。もしかしたら今年初の日焼けを経験するかも知れません。
最初の目的地は鹿野山の少し手前にあるコンビニ。金谷港からは11kmの距離にあります。そこまではほぼ平坦路なので、鹿野山を上る前の脚を暖めるには手ごろな距離です。
先頭を走るものとしては、ペースメーカーの役割を意識しなければいけません。目的地までの平均速度はどの位にしようか。20km/h - ウォーミングアップにはちょっと速いかな。
今回初参加のS山さんの力量は良くわかりませんので、最初は少しゆっくり目に15km/h程度で走り様子を見ます。そして慣れてきたら20~23km/h程度で脚を暖めるのが良さそうです。
ところが、ここでひとつ困った事が起きました。サイクルコンピュータ(自転車速度計)が動いてません。故障か?電池切れか?センサー位置を調整してみますが応答が有りません。
恥ずかしい事に普段独りで走るときには速度とかケイデンスとかあまり意識していないもので、絶対音感ならぬ「絶対速度感」のようなものが僕には欠けています。これではペース配分の見積もりが立てられません。
やむなく「こんなものかな」と思う速さで皆を引っ張ります。
今回の走行順序は、先頭がK林、次に入部間もないS山さん、真ん中あたりにN川さんとH立さん、最後にO湖さん、あとは特に決めず適当に分散していました。リーダーは道案内だから先頭を走るのは当然として、真ん中と終わりは経験豊富な方で押さえています。クラブランの列が交差点などで分断されたとしても、速やかに対処ができるようにするためです。
参加メンバーの中で、僕が初めてご一緒するのはS山さん。なので実力は判りませんが、KCA イベントに参加された時の様子とかを伝え聞くところによると結構走られる方のようです。あと学生の頃は陸上をやられていたとかも聞いています。基礎体力は有るだろうと踏んで、極端に遅くなることなく走ります。
そのほかの方は今までご一緒したことが有るので、何となく実力が解っています。というか、正直に云うと今回のメンバーの中では(未知数のS山さんを除き)多分僕が最も脚が弱いはず。
大丈夫かな、山路。心配です。
スタートしてから30分。最初の休憩地点であるコンビニに到着しました。
ここではお昼ごはんを買い込みます。今日のお昼は山頂の「九十九谷(くじゅうくたに)公園」で景色を眺めながらいただく予定です。
U佐美さんやO笠原さんは既に何か食べてます。これから山に挑むので燃料補給というところでしょうか。僕は胃が重くなると困るので、携帯食をポケットに忍ばせる程度にとどめておきます。
さて、それでは再出発しましょう。
ここから先は坂が続くので、次の休憩所の「マザー牧場駐車場」までは特に走行順序にこだわることなく各自のペースで走ってもらうことにします。
コンビニを出て2kmくらいまでは平坦な道が続きます。周囲には田んぼが広がっていて、先方を眺めても小高い丘が見えるくらいで、とてもこの先に急傾斜が現れるようには見えません。
僕が事前説明で「坂がきついですよ」と再三言っていたにもかかわらず長閑な景色が続いているので拍子抜けしたのでしょう。後ろからは「なんだよ、坂なんて無いじゃない」なんて声も聞こえます。N川さんは「自分のペースでいいんだよな。先に行くぞ」なんて言い残してサーっと走って行ってしまいました。
みんなの気持ち、わかります。
僕も前回下見に来たときにはこのあたりの雰囲気から坂を舐めてかかっていました。でもここからです。左手に「マザー牧場まで4km」の標識が見えてきました。そろそろ坂が始まります。
ここの坂はたかだか4km位の距離ですし、それほどたいした傾斜でもないのですが、その割にはきつい思いをします。それは、
などといった点があるからです。要するに、油断させられてしまうんです。一つ一つはつまらないことのように思えますが、これらの積み重ねは地味ながら精神的ダメージを与えてきます。
そして予想通り、坂では僕はすっかり遅れてしまいみんなの後をついていくことになりました(リーダーなのに情けない)。
坂の上に休憩地点が見えてきました。もうほとんどの人は登りきっているようです。N川さんはガハハと笑ってるし、U佐美さんやH立さんは後から登ってくるメンバーの写真を撮っています。みんな余裕あるなあ。僕はもういっぱいいっぱいで、つくいきはふいごのようです。なんとか昼前に到着しました。
U佐美さんは少し物足りなさそうに「これで今日の山場は終わりだよね。後は下って平地走行?」と訊いて来ます。なので「じつは鹿野山頂まではまだあと5km程あります」と伝えると、別のメンバーからは「え。まだあんの?」という声も上がりました。やはり少しきつかったのかもしれません。ここでは長めに休みましょう。
この駐車場付近は見晴らしが良く東京湾が良く見渡せます。天気が良ければ富士山も見えるはずですが、今日は黄砂が飛来しているのか遠景は霞んでいます。「結構登ったよな」「天気良いな」「でもスギ花粉飛んでんな」などと話していたら、「あ。来た」という声が上がりました。
後ろを見ると、M野さんです。
すごい。予想より20~30分ほど早く追いつかれました。金谷港での下船に10分ほどかかったはずですから、金谷からここまでおよそ40分強というところでしょうか。さすがの脚力です。
さて、これで全員揃いました。改めて九十九谷公園に向けて出発します。
ここから公園までの道は、多少のアップダウンがあるもののこれまでの上り路に比べると幾分楽です。僕はさっきまでは皆を追いかけていたので余裕がありませんでしたが、ここでは周囲を見渡す余裕も生まれてきました。
下りを駆けていたら一瞬花の香りが通り過ぎました。何だっけこれ。沈丁花のような気がするけど、ちょっと違うか。あたりにそれらしい花は見当たらないなあ...、あ、もう三椏が咲いてる。さすが房総は春が早いなあ。でもこの匂いは違うな。(三椏の香は)こんなに強くは無いはずだ。
...それはともかく、腹減ってきたな。
そんなこと考えているうちに、九十九谷公園に到着しました。
さきほど休んでいたマザー牧場前は鹿野山の南側に位置し東京湾を眺めることができますが、この九十九谷公園は鹿野山の北側に位置するので眼下には千葉内陸の景色が広がります。その景色はこちら。縮緬のような、強制紙のような、あるいは荒波を連想させるような独特の雰囲気があります。
さて、昼飯だ。
少し日差しが強いので、女性陣はあずまやで陽をさけて、男性陣は外でいただきます。ほんと今日は天気に恵まれて良かった。
リュックから握り飯を取り出したら平たく潰れていました。じつは上り坂の途中で立ちゴケしていたせいです。でもこういうのもサイクリングの味わいかと思うと悪くありません。
周りを見るとめいめいにパンやらゴハンやら食べてます。U佐美さんはいきなりチョコレートを食べ始めました。そういう菓子から食べるなんてよほど代謝が高いんでしょう。以前ネットで "フルコースをデザートから逆に食べると死ぬらしい" という都市伝説を読んだ事がありますが、U佐美さんなら大丈夫なような気がします。
しばらくしたらS山さんがお菓子を差し入れてくれました。ギンビスのアスパラガスビスケット。素朴でありながら間違いの無い美味しさ。ありがたくいただきます。
男性陣はメシ食いながら、ボーイング社787機の不具合は何だとか民間航空機に対する軍事技術の転用がどうだとかいういかにも男の子らしい話題で盛り上がっています。僕はビスケットをネズミみたいにカリポリ齧りながらそんなのを聞いていて、なんかこう、春の日差しの下に広がる無邪気さにほのぼのしてしまいました。小学生の遠足と変わりありません。
見た目はともかく。
S山さんは「皆さんとても良く走るので驚きました。私はついていくのがやっとで...。遅れてしまってすみません。」と恐縮しているのですが、とんでもない!逆に足の遅いクラブランリーダーとしては複雑な心境です。
本人は気づかれて無いようですが、S山さんは絶対僕より脚があります。
乗っている自転車はスタンド付きクロスバイクですし、荷物もやや多めに見えます。それらによる重量増は多分今回参加した他の人より5kg以上はあるはずです。坂を上ったことが有る方なら誰でも身にしみて解かっていますが、自転車で坂に挑むときには全体重量がモノを言います。5kgはデカいです。
それでもS山さんはちゃんと走りについてきているのですから大したものです。いずれ経験を重ねて「軽量で機能的なウェア」とか「効率良いパッキングのノウハウ」など覚えられたらより快適にいろんなところに走りに行けることでしょう。
というか、そういうノウハウを伝達するのが YMCC のようなクラブの役割なんだよな。ということに気付き、次回僕がクラブランを企画するときにはそういう初心者向けイベント - たとえば「サドルバックの中身を紹介しあう」とか - はどうだろう、などと考えたりしてました。
おっと。のんびりしてたら14時近くになってきました。そろそろ出発しましょう。
と。その前に記念写真。
よし、行こう。
下り路と聞いて人一倍嬉しそうなのはN川さん。誰よりも速く飛ばします。それからU佐美さん、M野さんも風を切って走ってゆきます。
僕もなんとか追いかけて行きました。が、いまひとつ操縦技術が甘いようです。三人に比べるとぎくしゃくした感じが否めません。
ところでそういう爆走グループが居る一方で、下り坂にまだ慣れていない初心者のS山さんをサポートしていたのはO湖さん、H立さん、O笠原さんの「大人」グループ。分別と良識でS山さんに無理が無いペースでゆっくりと下って行きます。
考えてみればそういう配慮と采配も本来クラブランリーダーの役割のはず。なのに今回はすっかり大人グループの皆さんに助けていただきました。すみません。そしてどうもありがとうございました。
そして坂を下ってしばらく行ったところに有る佐貫町駅で一休み。下り坂で散らばった隊列を整えます。
人に依るとは思いますが、下り坂は意外と疲れます。
午前中の走りも効いてきているのか、みんな少しづつ疲れが溜まってきているようにも見えます。この分だと、もしかしたら当初予想していた君津まで行くのは難しいかもしれません。富津岬で状況を見て、ゴール地点を決め直すことにしましょう。
佐貫町駅で10分くらい休んでから再度出発します。富津岬まではあと13km。スタート地点の金谷~コンビニと同じくらいの距離と傾斜ですが、疲れが溜まってきている身体には何とはなしに応えます。
それから、個人的に感じたのは退屈な道だということ。
君津の方には申し訳ないのですが、5kmも走らないうちに飽きてきました。平坦な道をただずーっと走るだけというのはあまり気持ちが踊りません。
この時すぐ後ろを走っているU佐美さんも同様だったらしく「早くビール飲みたい」ような話をしています。道路わきにお好み焼きの店を見つけると「これもいいなあ」などといちいち反応していて、どうやらランよりもその後の飲み会に気持ちの軸足が移っているきているようです。
そろそろ今日のランは潮時なのかもしれません。富津岬に着いたら他のメンバーの様子を見て、終点を決めましょう。
15時過ぎに富津岬先端の「明治百年記念展望塔」に到着しました。
...一体何が「明治百年」なのかさっぱり解かりません。
見たところ "金属結晶" とか "雲母" とか、"トランプを口から出すマジック" とかを連想するのですが、明治百年との結びつきはさっぱり...、と思って帰ってから調べたら、"五葉松" を模ったものなのだそうです。へー。
そしてここでも記念写真。ヒーロー戦隊モノっぽい写真になりました。
「なんか錆が気になるな」と言う方は、写真をクリックしてみてください。
そして展望塔の上でも撮影。強い風でした。
僕は鬘が飛びそうです。
さて。この時点で15時40分。当初予定していたゴールの君津まではあと17kmほど有りますが、今のペースで考えると到着は17時半過ぎ、それから自転車を畳むことを考えると帰りのバスに間に合わない可能性が高くなってきました。日も傾いてきましたし、今日の見どころは充分こなした感があるので、最寄の「青堀駅」で終点とします。
残りは8km弱というところ。もうひと漕ぎしますか。
内房線青堀駅に到着したのは16時20分。皆さんのご協力のおかげで、一人の怪我もなく無事ゴールまで走り切れました。ホッとしました。
横浜行きの電車を調べたら出発は17時過ぎ。自転車を畳んでビールとつまみを買いこむにはちょうど良さそうな待ち時間です。とはいえ、車内宴会は他の人の迷惑になるので、千葉から横浜までの横須賀線内で個室グリーン席を確保するようにしました。
そして駅で電車を待っている時にU佐美さんを見ると、缶入りコーンスープなんか飲んでいます。千葉からビール飲むというのに今スープ?随分とおなかが減っているようです。
さすがに走れる人は違うなあ、と思いましたが、それにしても燃費が悪すぎます。ホンの三時間ほど前に昼ごはん食べたばかりなのにそんなにおなかが空くものでしょうか。
気になったので聞いてみると、どうやらこういう事のようです。
U佐美さん、素晴らしい!まるで落語を聞いているようです。
千葉からの飲み会では、酒の肴に少し食べ応えの有るものを用意しようと思いました。
助六でも買いましょう。
そして五時過ぎに青堀駅から電車に乗って、千葉で乗り換えて横浜に向かいました。
宴会はいつもの如くでとても面白かったのですが、これはまたレポートに載せるにはとりとめも無い話なので別のお話とさせてください。
そうそう、一つ付け加えるとするならば、U佐美さんの空腹はなんとか埋まったようでした。
というところで、これで3月のクラブランレポートを終わります。
今回のクラブランでは、個人的にある試みを行っていました。それは「参加者にコースを評価してもらう」というものです。
コースのプロファイルとか傾斜分布とかいった地形情報は、ルートラボでGPSデータをダウンロードし幾何学的な処理を行えばそれなりに得られます。これについては過去のプライベートランレポートでまとめました。
今回行おうというのはもう少し感覚的な評価です。
当初は「クラブランレポートを読んだ人に『このコース面白そう!』『自分も走ってみたい』と思ってもらうためにはどうしたら良いか」を考えていたのですが、所謂クチコミ情報(たとえば価格.comとか楽天トラベルとか)のような手法が使えないかなと考えました。
クラブラン参加者に以下の項目を各3点満点で採点してもらいました。悪い(1)、普通(2)、良い(3)という意味合いです。
(参考 : "オヤジ浪漫ポタリング案内")
採点方法の詳細についてご興味のある方は、■別ページ■をご参照ください。
今回のクラブランに参加していただいた7名(K林除く)に採点をお願いした結果を以下に示します。
値は平均値です。
これからすると、今回のクラブランはまずまず良い評価を得られたかと思います。"アクセス" 項目が低いのは、出発地点である金谷港までの交通手段が限られるなどの理由によるものでしょう。
クラブランリーダーとして興味深かったのは "走りやすさ", "気持ちよさ" の項が比較的高評価だったこと。今回のコースはYMCCクラブランの中では最もきついヤビツ程ではありませんが、それでも傾斜-距離ともに結構厳しいレベルに有ったと思います。それなのに予想していたよりも良い評価をいただきました。
こういう「ややきつい」レベルのクラブランはたまにあっても良いのかもしれません。
以下のデータは、今回走ったコースとヤビツ(裏)コースを比較したものです。
まずは見慣れたプロファイルデータから。
ヤビツのプロファイルは2011年8月クラブランのものです。JR横浜線 淵野辺駅から宮が瀬ダムを経由して、ヤビツ峠、秦野駅まで行く所謂 "裏ヤビツ"。全体の距離は60km。ヤビツ峠までじわじわ登って最後は一気に下ります。
これは今回走った千葉サイクリングコースの傾きの量を示したグラフです。今回のコースの中で、-3%以下の下り坂は7km、0±3%傾斜は40.5km、3%以上の上り坂は6km有りました。
こちらはヤビツ(裏)コースの傾きの量を示したグラフです。-3%以下の下り坂は13.5km、0±3%傾斜は35.5km、3%以上の上り坂は11km有りました。
これらを比べると、今回のコースのアップダウンはヤビツの5割強でしかないことが分かります。