最終更新日: 2009年9月30日
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プロジェクト鳥海山レポート
9月21日(月)一日目

 いよいよ鳥海山へ向かう日である。7:16東京発の山形新幹線に乗車するべく東京駅へ向かう。新幹線ホームでH立さん、O湖さん、K又さんと会う。ほどなくW田さん到着。そしてS石さん夫妻もやってきた。早めに到着して休んでいたとのこと。これで全員集合である。

東京を出発した新幹線は一路福島を目指す。福島駅で新庄行きと仙台方面行きに分かれる。山形新幹線は板谷峠をなんなく越えて米沢に到着する。東京出発時は曇天であったが、ここまできたら青空が広がっている。車窓には黄金色の田んぼが広がる。まもなく収穫の時期のようである。

山形駅を過ぎると停車間隔が短くなり10:54新庄駅到着。皆さん輪行袋を抱えて乗り換える奥羽線の普通電車へ向かって進む。二両編成のかわいい電車に乗り込むとかなりのお客さん。それでもなんとか皆さん着席できました。下車する院内(いんない)駅まで車窓を眺めたり、弁当を広げたり思い思いにこれからの走りに備える。
12:10院内駅到着。改札口が無いわりにはずいぶん立派な駅舎。と思ったらメインの部分は銀山の資料館「異人館」であり駅の機能は隅っこに申し訳なさそうに併設されているものだった。

駅に降り立った私たちは通常なら荷を降ろし、輪行袋を開くところであるが、本日は駅前広場で待っていたマイクロバスに乗り込む。今日宿泊するホテルの送迎サービスを利用させていただき途中のトンネル・峠をパスした所まで移動しそこからスタートという魂胆である。走りやさんから異論が出ると思ったら全員快諾。なんなく松ノ木峠を通過して最後のトンネルを通過した展望台(標高285m)に到着。ここが今回のスタート地点となる。

今回の参加車種はキャンピング 1、ランドナー 1、クロスバイク 3、ロード 1、小径車(ブロンプトン) 1である。まことにバラエティに富んでいる。荷物のパッキングの仕方も皆それぞれである。走行に不要な荷物はマイクロバスに預け身軽な状態で13:00いよいよスタートである。
走り始めると間もなく鳥海山の頂が見えてきた。「こんにちは。鳥海山!」である。
途中道の駅やコンビニに立ち寄り補給。O湖さんの両サイドバッグが一升瓶の運搬に活躍する。下り坂&追い風、そしてのどかな風景と答えられない走り出しである。しかし本日の宿の前には6k、500m程度の上りが控えている。15:10子吉川を渡り交差点を左折するといよいよ上りにさしかかる。今までの涼しい顔は無くなり皆さん上り坂と格闘する。そんな中でブロンプトンW田氏は快調である。いくら6段変速でもおかしい。モーターでも付いているのではなかろうか。
最初の激坂を越えた集落で休憩。黄金色のじゅうたんの向こうにかっこいい円錐状の鳥海山を望むことができた。

ここからもしばらくは坂が続く。当初宿泊を検討した「鳥海荘」を横目で見ながら「この宿にすれば良かったね」との声もちらほら聞こえた。途中の区間は道路周辺で樹木の処理を一生懸命進めている。なんでも一週間後には通行止めにして道路の改修するとのことである。もしそうなっていれば大きく迂回路・・・ラッキーというか何というか。とりあえず一生懸命ペダルを回しました。それにしてもモーター付きのブロンプトンは早い!
本日の宿「フォレスタ鳥海」の分岐点に到着してしばし休憩。みなさんそろったところで最後の一踏ん張り。間もなく16:20到着しました。

予定の部屋割りでそれぞれ部屋で落ち着き、入浴。各部屋からは夕日でうす赤く染まった鳥海山が一幅の絵のように見えました。
18時からは夕食タイム。当クラブの企画としては今まで経験の無いフルコースとなりました。照明に浮かび上がるブナ林の中、ワインを傾けながら料理をいただく。いつもとは違う。その動揺の現れが、アルコールの進み具合でわかりました。
部屋に帰ってからはいつものとおりニ次回。やはりこれですよね!O湖さん。
本日の走行距離27.3km
プロジェクト鳥海山

   二日目 猿倉~象潟

   三日目 象潟~酒田 

   メカ編